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【驚きの真実】足が不自由な犬を硬い地面に放り出した飼い主は1日に2度も犬を捨ててていました

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2020年1月、ブラジル最南端に位置する リオグランデ ・ド・スル州にある都市、
サン・レオポルドで、飼い主による犬の虐待及び遺棄事件が発生しました。

2020年1月2日、サン・レオポルドのアングレこうに、白い車に乗った女性がやってきました。
車を停めた女性が、後部座席のドアを開けると、1匹の黒い犬が出てきました。

その後、女性は後部座席に手を伸ばすと、奥にいた白い犬の首を掴み 外に放り出しました。
女性は、先に出ていた黒い犬に車の中に戻る様に指示、黒い犬が後部座席に乗り込むと
白い犬を放りだしたまま、後ろのドアを閉めてしまったのです。

白い犬は前足が不自由なのか、まるでカンガルーの様に懸命に後ろ足で跳ね、
女性に向かい「置いて行かないで」と、車に乗り込もうとします。

しかし次の瞬間、信じられないことに女性は、前足の不自由な犬の上半身を掴み、
まるで地面に叩きつける様に放り投げたのです。

前足で体を支える事の出来ない犬は、自分の顔を硬いコンクリートの地面に打ち付けました。
女性は、その後、懸命についてくる犬を振り切る様に、急いで車で立ち去っていきます。

足に障害を持った犬は、何とか車に追い付こうと後ろ足で飛び跳ねますが、
白い犬の前足は、変形している様で走る事が出来ません。

その数時間後、犬が叩きつけられた場所のすぐ横の会社のドアが開き、
従業員の男性が乗った車が、会社を出て行こうとしました。

犬は男性を見つけると、まるで助けを求める様に後ろ足で立ち上がり、尻尾をふり挨拶をしました。

男性は、犬を後部座席に乗せると、アンダーソン・リベイロ氏が長官を務める
サン・レオポルド市の動物保護施設(Sempa)に、犬を連れて行きました。

アンダーソン長官は、犬を動物保護施設に連れてきてくれた男性に感謝の言葉を告げました。
その後、犬を見たアンダーソン長官は、頭や顎、そして後ろ足にも擦り傷があるのを発見、
すぐに犬を、施設が運営する動物病院へ連れて行きました。

詳しい検査の結果、男の子の犬はまだ2歳ほどで、生まれつき 前足の骨が2本ほど欠損し、
発達障害から、その前足は体を支える事が出来なくなっている事が分かりました。

男の子の犬はとても人慣れしており、家から逃げ出した飼い犬ではないかと思ったアンダーソン長官は、
地元警察へ連絡、ソーシャルメディアを使い、飼い主の情報を募りました。

そして、その後の警察による調査の結果、驚くべき事実が判明しました。

防犯カメラが捉えた犬を放棄する女性の姿と車から、飼い主の身元が特定された他、
捨てられた場所の会社の門が開き、犬を保護し動物保護施設へ送り届けてくれた
親切な男性だと思われていた人物が、なんと生活を共にしている夫婦だったのです。

警察の取り調べによれば、ティンティンと名付けられていた足の不自由な白い犬を
車から放り出した女性はその日の朝、夫である男性と喧嘩をしたのだそうです。

ご主人が出勤した後も怒りが収まらなかった女性は、信じられないことに
もう面倒を看きれないからと、足の不自由なティンティンを車に乗せ、
夫が務める会社まで連れて来ると、叩きつける様に地面に放り出し去っていったのでした。

その後、女性から犬を会社の前に放りだしたと電話を受けた夫は、あわてて外出許可を取り、
会社の門を開き、男性を見てすぐに尻尾を振って近づいてきた犬を車に乗せると、
何食わぬ顔で、犬を保護したとティンティンを動物保護施設に連れて来たのでした。

ティンティンは、信じていた飼い主から、なんと一日のあいだに2回も捨てられていたのです。

飼い主による信じられないようなこの酷い虐待事件は、ブラジル国内でも大きく取り上げられ、
ティンティンを放り出した夫婦へは、非難が殺到しました。

すると、夫婦は弁護士を雇い「妻は夫が迎えに来ると思い3分間だけ、会社の門の前に置き、
誤ってタイヤで轢かないように、ティンティンを車から離そうと持ち上げただけだ」と主張。

地元テレビ局の女性レポーターは、ティンティンの元飼い主の男性に話を聞こうと
会社に赴きましたが、入り口にいた守衛の話では男性は既に退社しているのだと言います。

サン・レオポルド市へはその後も「ティンティンを我が家で飼いたい」と問い合わせが殺到。

その数は100件以上にも及び、市ではその中から20件の家族と面接を行いました。


面接は、動物保護施設のアンダーソン長官が自ら行い、前足の不自由なティンティンの為、
自宅の環境はもちろん、今後10年間ほど特別なケアが必要な事も含め、慎重に行われました。

そして、その中ですでに4匹の犬と羊を飼っているという、飼育経験豊富なご夫婦が
ティンティンの新しい飼い主さんとして選ばれたのです。

しかし、ティンティンの元飼い主は、いまだに所有権を主張し裁判中であり、
夫婦の名前は、公表されることはありませんでした。

ティンティンが、新しい飼い主さんの元へやってくると、犬の兄弟のライッサ、マリア、
パイプ、オリビア、そして羊のステラが、新しい弟を迎えにやってきました。

ティンティンは、まるで昔から、この家の子供だったように、すぐに兄弟たちとも仲良くなり
新しいパパとママの愛情を受けて、とても幸せそうです。

その後行われた裁判で、ティンティンの元飼い主は、ティンティンの所有権をはく奪、
更に動物虐待罪で、3カ月から1年の懲役もしくは、罰金が科せられることになったそうです。

現在、ティンティンは新しく「バレンタイン」という素敵な名前をもらい、
大好きな人間のお父さんとお母さん、そして5匹の兄弟たちと共に、
サン・レオポルドにある広大な、彼の永遠のお家で素晴らしい毎日を過ごしています。

バレンタインの飼い主さんは、今も動物の保護活動にとても熱心で、
サン・レオポルド市の動物保護施設(Sempa)のイベントにバレンタインと共に、
ボランティアとして参加したり、寄付を届けたりしてくれているそうです。

元飼い主から、硬い地面に叩きつけられ、知らない犬だと保護施設に送られたティンティンは
新しいバレンタインという名前と共に、素晴らしい人生を歩む未来を掴むことが出来ました。

深い愛情を持った飼い主さんと共に過ごす、バレンタインの光り輝く人生は、まだ始まったばかりです。

 

 

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