スポンサーリンク

【感動の実話】投げつけられ蹴られ背骨と両前足を骨折させられたまま路上に遺棄されたまだ幼い子犬

未分類
スポンサーリンク

2023年7月、スペインで子犬に対する残酷で 恐ろしい虐待事件が起きました。
保護された子犬は、片方の前足が骨折、変形し、背骨が折られ下半身が麻痺していたのです。

 

まだ幼い子犬が動けないまま、路上にうずくまっているのを最初に発見したスペイン在住の男性、
ジョーナッツさんは、苦しむ子犬の姿を見て虐待を疑い、警察や動物保護団体などへの報告の為、
動物病院へ連れて行く子犬の状況を友人に録画してもらいました。

そして子犬を保護したジョーナッツさんは、この恐ろしい虐待事件の様子をSNSで拡散しました。

すると、SNSで拡散されてから間もなく、この事件を知った、スペイン・ムルシア州で活動する
動物保護団体 ガルゴス・デル・ソルの代表、ティナ・ソレラさんは、
保護してくれたジョーナッツさんに連絡を取り、動物病院の費用はもちろん、
男の子の子犬を団体で引き取り、その後のケアを行う事を申し出てくれました。

保護された子犬と同じ、スペインで「ガルゴ」または、ガルゴ・エスパニョールとして知られる
スペイン原産のサイトハウンドであるスパニッシュ・グレイハウンドは、
毎年、9月~2月の狩猟シーズン終わりに飼い主から、預かり業者に引き渡され、
乾ききったパンと水だけの劣悪な環境で過ごしたり、最悪の場合、飼い主自身により、
遺棄または処分されている事例が多く報告されています。

スペインには、もちろん動物保護法があり、虐待による罰則が設けられていますが
スパニッシュ・グレイハウンドを含む狩猟犬は、現在でも狩猟者やブリーダーから
残酷な扱いを受けているという報告が数多くあります。

まだ幼い子犬が、母犬や兄弟たちと別れて路上で暮らしている野良犬とは考えられず、
元飼い主もしくは、ブリーダーから虐待を受け路上に遺棄された事は明らかでした。

動物病院で応急措置を行った子犬は、その後、救助されてくれた男性の名前をもらい
「リトル・ジョーナッツ」と名付けられ、ガルゴス・デル・ソルに運ばれ、
施設内にある病院で、さらに詳しい検査が行われることになりました。

ジョーナッツは、体中に内出血した箇所があり、左前足が大きく変形しており
背骨は明らかに曲がっており、自分の体さえ支える事が出来ません。

獣医師は、ジョーナッツの足の神経麻痺を疑い、レントゲン検査を行うことにしました。

検査の結果、ジョーナッツに起きた恐ろしい虐待の事実が判明しました。
獣医師によれば、恐らくジョーナッツは、元飼い主から蹴られるか、
壁に投げつけられるなどの虐待を 日常的に受けていたのではないかと言います。

ジョーナッツの前足は左右ともに骨折の跡があり、また背骨の一部にはヒビが入り、
それが下半身の神経麻痺をひき起こしていました。

獣医師は、右前足は治る可能性があるものの、大きく骨折し変形したまま
恐らく長い間、手当ても受けず放置されていた左の前足はすでに治療する事は難しく、
将来的に切断する必要もあると言います。

それを聞いた代表のティナ・ソレラさんは、やり場のない怒りに体を震わせました。
まだ無邪気で幼い子犬が、どんな理由で飼い主を怒らせ、これほどの仕打ちを受けなければならないのでしょう、、。

ジョーナッツは、まだ幼く成長過程にあり、骨折した背中の今後の発達状況や後ろ足の麻痺など
確認する必要がある事から、すぐに手術を行わずしばらく 様子を見る事になりました。

保護されてから1カ月ほどが経過すると、まだ若く安静にしていたジョーナッツの背骨のヒビと
固定されていた右前足の骨折は、そのほとんどが治癒し始めました。

痛みから解放されたジョーナッツは、彼本来の子犬らしい活発でやんちゃな性格を取り戻したようです。

ジョーナッツの救助の物語は団体のSNSで拡散され、多くの方々からの反響を呼びました。

イギリスのバースを拠点に活動し、犬の肖像画家として活躍するサリー・ミューアさんは、
ジョーナッツの油彩画を作成、抽選券を1枚・5ポンドで販売し、その後の抽選で当たったかた1名に
油彩画をプレゼントすると言う企画を提案。

抽選券販売の収益はすべて、ガルゴス・デル・ソルに寄付されることになりました。

現在もジークレー印刷されたジョーナッツの油彩画は、49イギリスポンド(日本円で約9,200円)で
販売されており、その20%がガルゴス・デル・ソルに寄付されています。

救助されてから2カ月が経過、理学療法を続け体の機能が回復してきたジョーナッツでしたが、
大きく変形した左前足を元に戻す事は、今後も、不可能であると思われました。

体が大きくなるにつれて変形した左前足は重くなり、ジョーナッツは常に肘をついて
歩かなければなりませんが、それは腰をねじり、以前に骨折した背中を痛めることになります。

その為、獣医師は、ジョーナッツの将来を考え、左前足の切断手術を決断せざるを得ませんでした。

 

手術は無事に成功し、1週間も経過すると、いつもの元気なジョーナッツが戻ってきました。

ジョーナッツは、重荷になっていた左前足から解放され、とても嬉しそうです。
それから更に1週間が経過、ジョーナッツは友達たちと一緒に広いドッグランで走り回るまでに回復しました。

そして、救助されてから3カ月以上が経過した2023年10月、ついにジョーナッツは
彼の愛する人間のお母さん、お父さんが住む、永遠のお家へと旅立つことになりました。

旅立ちの日、ジョーナッツは、ガルゴス・デル・ソルの広大なシェルターを周り、
団体のスタッフ達、そして彼の沢山の友達たちにお別れの挨拶をしました。

ジョーナッツの新しいママと、パパが彼を迎えにやってきました。

待ち望んでいたジョーナッツとのお迎えに、新しい飼い主さんもとても嬉しそうです。

飼い主さん夫婦は、ジョーナッツを迎えるまで、何度もシェルターに足を運び、
ジョーナッツの為の新しい食器や、ベッドを揃え、この日を待っていました。

ガルゴス・デル・ソルのスタッフは、事前にジョーナッツの新しい住まいとなるお家を訪問、
ハンディキャップを負ったジョーナッツの為、飼育環境をチェックしていたそうです。

ジョーナッツは人間から酷い虐待を受け、恐ろしい痛みの中、動くことも出来ず、
路上でひとり、その尊い命は天に召されようとしていました。

しかし、最初に動物病院まで運んでくれた男性、そして何よりガルゴス・デル・ソルの活動は
ジョーナッツの体はもちろん、背負った恐ろしいトラウマさえも乗り越えさせる事が出来ました。

ストリートライフからスイートライフへ ようやく始まるジョーナッツの素晴らしい未来は、光り 輝いています。

未分類
スポンサーリンク
スポンサーリンク
さるるをフォローする
スポンサーリンク
トレンドあにまる【最新エンタメニュース】

コメント

タイトルとURLをコピーしました