「17歳が運転するランボルギーニSUVの追突事故、1,885万ドル（約24億1千万円）の賠償金で和解」
昨年の2021年2月17日、ウェストL.A.の交差点で悲劇が起こりました。
モニーク・ムニョスさん（32歳）は、UCLAヘルス病院の仕事から、彼女の愛車のレクサスで帰宅途中、オリンピック・ブールバードと、オーバーランド・アベニューの交差点に、赤信号を無視し進入した、当時17歳の少年が運転する、ランボルギーニSUVに追突され亡くなりました。
当時17歳の少年ブレンダン・クーリ被告は、時速100マイル（約160キロ）を超える速度で赤信号を通過しました。
これまでに見たことのない程の、酷い事故の衝撃は、モニーク・ムニョスさんの車両を原形をとどめない程の衝撃を与えています。
億万長者の実業家ジェームズ・クーリ氏の息子である、ブレンダン・クーリ被告は、事故での自分の過失を認めた後、少年収容所で9ヶ月の刑を宣告されました。
ロサンゼルス郡地方検察局によると、このティーンエイジャーは、処分日が設定される予定の、6月30日より前に、次回の出廷を待たずに自宅軟禁されたといいます。
郡の最高検察官は、十代の若者がどのような罰を受けるべきかという問題は「裁判所次第であり、裁判所は法律に基づいて正しいことをすると確信している」と述べました。
しかし、被害者のモニーク・ムニョスさんの家族と、その支援者たちは、フォーブス誌に掲載される億万長者の父親、ジェームズ・クーリの富と影響力のために、その息子は起訴されなかったと主張しました。
今年、2022年4月27日、被害者家族との和解が成立し、亡くなったモニーク・ムニョスさんの家族を代表する弁護士は、1885万ドル（約24億1千万円）の和解が成立したと発表しました。
弁護士は、不法死亡の1人の原告にとって、カリフォルニア史上最大の和解の1つになっていると述べています。
また続けて、モニーク・ムニョスさんが、ブレンダン・クーリ被告によって、彼女を家族から奪ったという事実は、この和解金では、決して償う事が出来る物ではないと話しました。
この和解に続き、ブレンダン・クーリ被告の父親で、起業家のジェームズ・クーリ氏は、水曜日にインスタグラムに投稿された声明で、ムニョスさんの家族に哀悼の意を表明しました。
ジェームズ・クーリ氏は、謝罪の中で「和解金がモニーク・ムニョスさんを失った家族の方への、解決にならない事は分かっていますが、それでも、私はあらゆる方法でサポートを提供したいと思います。私の家族と、私はモニーク・ムニョスさんの家族のために祈っています。」と述べています。
ブレンダン・クーリ被告は事故を起こす前、スピード違反で起訴されており、彼のランボルギーニSUVは、一時期、ビバリーヒルズ警察に押収されていました。
しかし、その2日後には、本人に再び戻され、その3か月後に、この悲劇は起こりました。
父親の、ジェームズ・クーリ氏は、未成年者の非行に関与したとして、今後、軽犯罪で起訴される予定です。
最後に、亡くなられたモニーク・ムニョスさんの、ご冥福をお祈りいたします。
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