連日報道される、元日産会長カルロス・ゴーン氏のニュース。 先日は、カルロス・ゴーン氏側が選択した報道陣を前に、自身の潔白を強調した会見を行いました。
しかしながら、実名を明かすとされていた日本の政治家などの名前は一切明かさず、いまだ事件の内容は藪の中といった状態ですね。
また、自身の出国方法については「一切語らない」として、その方法や詳細時期については結局明かされませんでした。
罪を犯した犯罪者を逃がした国として、世界から注目されている「日本」ですが、ここにきてその細かな出国方法が次第に明らかになって来たようです。
今回、現在まで分かっているカルロス・ゴーン氏の、日本国内脱出から、現在レバノンまでの経路や時期などについてまとめてみましたので報告したいと思います。
最後まで、お付き合いいただければ幸いです。
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カルロス・ゴーン逃走経路が判明!日本国内を出た日は?
東京都内に準備された自宅を出た日時が判明!
カルロス・ゴーン氏は、日本国内に滞在中は「日産」が警備会社に依頼し、「24時間」監視を行っていました。 しかし、この監視に対し「ゴーン被告側(弁護側)が、警備会社をプライベート監視などの『軽犯罪法違反』で刑事告訴を検討」との情報を得て監視を中止しました。
カルロス・ゴーン氏が、動き出したのはズバリこの監視を中止した12月29日の昼頃という事です。
元々、カルロス・ゴーン氏が顧問弁護士である弘中弁護士に対して、監視自体が「重大な人権問題」であると、相談したことからこの時点で(12月25日と言われています)すでに逃亡の準備を整えていたのではないかと思われます。
自宅を出た後に、新幹線を利用?
東京都内にあった自宅を出た、カルロス・ゴーン氏は東京都の品川駅から12月29日の16時頃「新幹線」に乗り「新大阪駅」まで乗車。 新大阪駅でおりた後、タクシーで「関西国際空港」近郊の「ホテルに到着します。
プライベートジェット機で出国した日時は?
カルロス・ゴーン氏は、東京では無く「関西国際空港」から「プライベートジェット機」で、日本を12月29日の深夜に出国しました。 後の調査でカルロス・ゴーン氏は上記の様な黒い箱に入ってプライベートジェット機に乗った事が分かりました。
実はこの「プラーベートジェット機」カルロス・ゴーン氏が以前から愛用していたジェット機ではなく、『トルコの民間航空会社であるMNG社のプライベートジェット機』を使用する徹底ぶり。
この脱出用のジェット機は、二人の協力者の男性よって「ドバイ」から日本に12月29日午前10時頃に日本に到着。例の黒い箱も、準備して載せていたようです。
既に報道されていますが、この黒い箱が大きく関西国際空港のX線検査機に入らず、手で持つタイプの機械で検査された為、カルロス・ゴーン氏が箱の中に入っていた事が分からなかったとされています。
カルロス・ゴーン逃走経路が判明!レバノンまでの経由地と日時は?
画像はレバノンに到着した翌日の大晦日に撮影されたゴーン被告とキャロル夫人の様子。ベルギーの新聞Le Soir(ル・ソワール)は、その日の夜、招かれたインテリアデザイナーの知人女性宅で機嫌よく「日本を逃亡した今、どの国にも裁かれる事はない、戦うつもりだ」と話していたと報じています。 pic.twitter.com/iuGBu6RpN6
— フィフィ (@FIFI_Egypt) January 3, 2020
経由地はトルコ?日時はいつ?グリーンベレー出身者も関与?
12月30日午前4時頃に、『トルコの民間航空会社MNG社のプライベートジェット機』に乗ったカルロス・ゴーン氏は、トルコ・イスタンブールにある『アタチュルク空港』に到着します。
経由地トルコの『アルチュルク空港』に当直するまで、同乗していた二人の男(アメリカ人)は客室乗務員に「邪魔されたくない」と話し、キャビンに入ることを許さなかったと伝えています。
実は、このアメリカ人2人のうちの1人は、あの有名な「特殊部隊グリーンベレーの出身者」。このグリーンベレー出身者は、2009年にニューヨークタイムズ記者を、アフガニスタン武装グループ拉致から救出した人物といわれる、有名な人物という事です!
【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は3日、トルコ経由でレバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本から脱出する際、コンサートの音響機器運搬に使われる黒いケースに潜んでプライベートジェット機に乗り込んだと報じた。複数の関係者の話として伝えた。トルコまでは元米陸軍特殊部隊員の米警備会社関係者ら2人が被告に同行したという。
プライベートジェット機から降りた、カルロス・ゴーン氏。 トルコの空港会社が運航する、小型の旅客用ジェット機に乗り換えてレバノンに向け出発します。 この時の、乗り換えも航空会社幹部の男が協力し短時間で行ったという事で、トルコ捜査当局が捜査を進めました。
経由地のトルコ・イスタンブールで、ゴーン側からの脅迫が判明
いくら、プライベートジェット機とはいえ「登場する人物の氏名は記録に残ります」。また、トルコのイスタンブールから出国のさいも同様に、人物の氏名を記録に残す必要があります。
しかし、カルロス・ゴーン氏の名前は一切、航空記録には載っていない事が判明します。 捜査を行っていた、トルコの警察は「公文書記録改ざん」の罪で、前述のトルコの民間航空会社MNGは『プライベート・ジェット機のパイロット4人、ジェット機運航会社幹部一人』を告訴しました。
この事件について、現地の報道機関アナトリア通信は『運航会社幹部は事情聴取に対し「レバノンの知り合いから頼まれた。「協力しなければ、おまえの家族に被害が及ぶ」』とまで脅されたと、脅迫の事実があったと報道しています。
また「自社の航空機が、違法に使われた」として、トルコの民間航空会社MNGは、カルロス・ゴーン氏を刑事告訴しています。
【ベイルート時事】トルコの民間航空会社MNG航空は3日、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本からレバノンにプライベートジェットで逃亡する際、「航空機を違法に使われた」として、刑事告訴に踏み切ったことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。
レバノンに無断帰国したゴーン被告をめぐっては、日本で出入国管理法に違反した疑いなどがもたれており、トルコでも罪に問われる可能性が高まった。
MNG航空の声明によると、同航空の従業員の一人がゴーン被告の名前が記録に残らないよう文書を改ざんしたことを認めたという。
声明はまた、逃亡に使われた2機のうち1機は「ドバイから大阪、大阪からイスタンブール」、もう1機は「イスタンブールからベイルート」を飛行したと説明。「貸し出された2機は、一見すると関連性がないようだった」と強調した。
ゴーン被告は関西空港(大阪)から出国した可能性が指摘されている。
トルコ警察は2日、ゴーン被告の逃亡に関連し、航空機の操縦士や空港の地上職員ら7人の身柄を拘束している。
また、カルロス・ゴーン氏を日本から男性させたアメリカ人の2人も、トルコ・イスタンブールからレバノンまでは民間の旅客機を利用して、旅券には日本、トルコの2つの国の出国スタンプがあったそうです。
まとめ
保釈中にも関わらず、国外逃亡したカルロス・ゴーン氏に対し、海外と比べ発信力が弱いとされていた日本ですが、深夜にも関わらず森雅子法相が臨時の記者会見を開くなど異例の対応をみせています。
保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)の会見を受け、森雅子法相は9日午前0時40分すぎから臨時の記者会見を開き、「潔白というのなら司法の場で無罪を証明すべきだ」と述べた。日本側の正当な主張を速やかに世界に発信するため、極めて異例となる未明の会見となった。
カルロス・ゴーン氏は、『クリスマスディナー・音楽隊』を装ったグループが、ケースに隠し、まるで映画の一場面を見る様な脱出劇を成功させました。
いずれ細かな、脱出方法も明らかにされるかも知れません。 まだ、カルロス・ゴーン氏の側近である、グレッグ・ケリー氏はまだ日本での裁判を待っている状態です。
また、新しい情報が入り次第、当ブログでも報告したいと思います。 最後までお読みいただき有難うございました!
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