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米国テスラ、事実上、中国で販売したテスラ電気自動車の全車をリコール-「安全上のリスク」

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米国テスラ、事実上、中国で販売したテスラ電気自動車の全車をリコール-「安全上のリスク」

中国の国家市場監督管理総局は、アメリカの電気自動車メーカー、テスラを運転するドライバーは
同社の自動運転支援システムであるオートパイロット機能に安全上のリスクがあるとして、
160万台を超える車のリコールを届け出たと発表しました。

市場監督管理総局の発表によりますと、テスラがリコール対象として届け出たのは
2014年8月下旬から先月下旬にかけて生産された「モデルS」「モデルX」「モデル3」、
それに「モデルY」の4車種で、合わせて161万台余りにのぼります。
これは、事実上、中国で販売したテスラ電気自動車の全車をリコールしたことになります。

中国、国家市場監督管理総局では搭載されている自動運転の支援システムについて、
ドライバーが誤って使うのを防ぐ対策が不十分であり、衝突のリスクがあるとしており、
今後、テスラ社が無線通信によってソフトウエアの改修を行うとしています。

テスラは昨年12月、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が同社の自動運転支援システム
「オートパイロット」の誤用防止対策は不十分と判断したことを受け、アメリカでも
200万台以上を対象とする大規模なリコールを届け出ており、業績などに影響を与えています。

今回のリコールは、NHTSA(米運輸省道路交通安全局)が数年にわたり行ってきた
テスラの欠陥調査の結果によるものです。

NHTSAは昨年12月に声明を出し、「自動化技術は安全性の向上に大きな可能性を秘めているが、
それは責任を持って導入された場合に限られる」と指摘。
そして「今回の措置は、安全性を優先することで自動化システムを改善する例だ」と続けました。

テスラは、前述の中国でのリコールと同じく、無線ソフトウェアアップデート(OTA)にて対応しています。

テスラの自動運転システムに関するリコールは昨年2回発生しており、同システムを巡っては
アメリカでも死亡事故を含め数百件の衝突が発生、NHTSA(米運輸省道路交通安全局)は調査を強化しています。

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