週刊文春によって報じられた田中圭さん(40)と永野芽郁さん(25)の不倫疑惑から、およそ1ヶ月半が過ぎました。この報道は、芸能界に大きな波紋を広げており、お二人の明暗が分かれているとの見方が強まっています。
田中圭さん:舞台は好調、しかし相次ぐ「やらかし」で窮地か
不倫報道後も、田中圭さんは一見すると精力的に活動されているように見えます。主演舞台『陽気な幽霊』は連日大盛況で、福岡公演のチケットも完売。6月29日にはWOWOWで三谷幸喜さん脚本の主演ドラマ『おい、太宰』も放送予定です。
しかし、その一方で田中さんを取り巻く状況は厳しさを増しているようです。
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映画降板によるイメージダウン:報道直前の6月にクランクイン予定だった映画を、所属事務所が突然降板を申し出たことが報じられました。これにより、映画関係者の間では田中さんへの不信感が募っていると言われています。特に、東映の新作サスペンス映画では、重要な役どころだった田中さんの降板により、現場は大混乱に陥り、代役探しも難航したそうです。最終的には、成宮寛貴さんが代役を務めることで落ち着いたとのことですが、制作チームは大きな影響を受けたようです。
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大手事務所の怒り:永野芽郁さんの所属事務所であるスターダストプロモーションは、田中さんサイドに対し強い怒りを感じていると報じられています。今後は、田中さんとスターダスト所属の俳優との共演が難しくなるだけでなく、「事務所ごとの共演NG」という事態も懸念されています。
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有料コンテンツでの「小金稼ぎ」報道:騒動以降も、田中さんが自身の有料モバイルサイトで自撮り写真などを投稿したり、ファン向け有料アプリで動画を配信したりと“通常運転”であることに対し、厳しい声が上がっています。活動休止状態に追い込まれた永野さんの事務所からすれば、「火に油を注ぐような態度」であり、この状況での有料サイト運営は「小金稼ぎ」と批判されています。業界関係者からも「さすがに田中を自由にさせすぎでは」という声も聞かれるようです。
これらの「3つのやらかし」は、田中さんの芸能界での今後の活動に大きな影響を与える可能性が指摘されています。これまでは、どんな舞台でもチケットを売り切る「神」のような存在だったそうですが、今後のチケットの売れ行きが芸能界での“生存率”を左右する試金石となるでしょう。
永野芽郁さん:CMや大河降板の痛手も、Netflixが「救いの手」に?
一方の永野芽郁さんは、不倫報道以降、より深刻なダメージを受けているように見えます。
- CM・広告の打ち切りと大河ドラマ降板:永野さんが起用されていた9社のCM・広告は次々となくなり、出演予定だった来年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』も自主的に降板されました。さらに、今年4月に始まったばかりだったラジオ番組も降板するなど、実質的な活動休止状態に追い込まれています。
しかし、そんな永野さんに“救いの手”が差し伸べられようとしているようです。
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Netflixドラマでのカムバックの可能性:制作会社関係者によると、永野さんがNetflixの超豪華ドラマで“カムバック”を果たす可能性があるとのことです。この作品は、実績のある監督が手掛けており、不倫報道前から永野さんのキャスティングが検討されていました。スポンサーの影響を受けにくいNetflix作品であること、そして本人が不倫を認めていないことから、企画通りに続行される見込みだといいます。潤沢な予算と余裕のある撮影スケジュール、そして配信時期が2026年後半から2027年春頃になるため、その頃には世間の“話題”も落ち着いているだろうという算段もあるようです。永野さんの演技力が評価されており、清純派の役柄ではなく、「魔性の女ぶり」を見せるような演技への挑戦も期待されています。
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主演映画のヒット:騒動の渦中に公開された主演映画『かくかくしかじか』が大ヒットしていることも、永野さんにとっての明るい兆しとなっています。公開3週目で興行収入5億8200万円を超え、最終的には10億円突破のヒット作となる見込みです。これは、多くの観客が永野さんのスキャンダルに関係なく作品を楽しんでくれること、そして永野さんが女優として作品の魅力を高める実力を持っていることを示しています。
CMや民放ドラマへの復帰には時間がかかるかもしれませんが、Netflix作品で結果を出すことができれば、各局も起用を再開する可能性は十分に考えられます。
「業界内好感度」が明暗を分けた?
今回の騒動におけるお二人の明暗は、「業界内好感度」の差も影響しているとの見方もあります。
田中圭さんは、多忙な中でもどんなインタビューにも真摯に対応し、媒体の知名度に関わらずサービス精神を発揮する「神対応」で、ライターの間で非常に高い評価を得ていたと言われています。彼の酒癖の悪さなども、むしろ「だらしないけど憎めないキャラクター」として親しまれ、人間らしさや親しみやすさとして受け入れられていた面もあるようです。そのため、今回の不祥事があってもキャラクターが大きく崩れることはなく、比較的ダメージが少ないと見られています。
一方、永野芽郁さんは、以前から「お姫様扱い」をされているという声が聞かれ、取材時間の短縮などを求められることもあったようで、メディア関係者の中には「いかがなものか」と疑問視する声もあったようです。稼ぎ頭である永野さんの清純派イメージを守りたい事務所としては、大切に扱おうとするのは理解できますが、それが結果として周囲の評判を下げていたのであれば、彼女の今後の道のりは田中さんよりも険しいものになるかもしれません。
禁断の恋の代償は、それぞれの形で
今回の不倫疑惑は、田中圭さん、永野芽郁さんお二人にとって、それぞれの形で大きな影響を与えています。田中さんは「3つのやらかし」により芸能界での“生存”が危ぶまれる一方、永野さんは大きな痛手を負いながらも、Netflix作品でのカムバックに望みを繋いでいる状況です。
禁断の恋の代償は、非常に重いものであると改めて感じさせられます。お二人の今後の活動がどのように展開していくのか、注目が集まります。
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