ねえ、マキさん、聞いたことあるかな?
アメリカのレンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングスハーツがEVの3分の1を売却して、その売り上げでガソリン車の購入を増やすって決めたんだって
本当?それってなんで?
ハーツ経営陣が言ってるんだけど、EVが会社の財務状況を悪化させているって。維持費が少ないけど、修理費と減価償却費が高いんだって。
へぇ、そんなに違うんだ。でも、なんで修理費が高いの?
ハーツのシェアCEOの話だと、EVの修理費がガソリン車の2倍くらいかかるって。
それは驚きだね。
それに新車市場でEVの価格が下がって、ハーツの使ってた車の再販価値も下がっちゃってるんだって。
エッ、どれくらいなのかな?
米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、ハーツはEVの減価償却で約2億4500万ドルの損失を見込んでいるんだ。
2億4500万ドル、、、、ってことは、日本円で約355億円だよ!
そう。1台当たりのコストも12250ドル(日本円で約177万円)もかかるってニュースに書いてあるよ。
スゴイ損失、、、でも、なんでそんなに損失が出るんだろう?
記事には名指ししてないけど、テスラの影響が大きいみたい、、ハーツ社が運用するEVの8割はテスラ車だって。
テスラが価格下げて、他のメーカーもそれにつられて値下げしてるから、中古車市場での価格も下がっちゃってるんだろうね。
それは確かに大打撃だね。
それにテスラの車って、交換部品や修理工の数が他のメーカーほどそろってないって幹部が言ってたよ。修理にかかる費用と時間がかなりかかるらしい。
なるほど、テスラって、まだ新しい会社だからまだ体制が整ってないんだね。
そうそう。それで、ハーツは自社が持っているテスラや他のEVの中古車をオークションで売ったり、ウェブサイトで直接顧客に提供してるみたいだよ。
アメリカでも最近、EVの大規模な導入を進めていたけど、ここへ来て縮小に転じる決断を下したんだね。
はっきりとはわからないけど、大手企業がこういう動きを見せるってことは、EVの導入と運用にはまだ課題があるってことかもしれないね。
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