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新興EVメーカーの悲劇?シャオミEV、発売わずか半年で炎上事故!運転支援システムに重大な欠陥か?

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9月16日、中国のスマートフォンメーカーであるシャオミが2024年3月に発売した、同社、初の自動車、EVのシャオミ・SU-セブンが再び世間の注目を集めました。

中国・江蘇省(こうそしょう南京市 (ナンキンしで、シャオミの営業担当者と共に、
試乗を行っていたドライバーが運転する、Xiaomi SU-7が制御を失い、分離帯に激突、
バッテリーの安全性を強調していた、シャオミ・SU-7のバッテリー火災が発生しました。

幸い、全焼する前に炎は消し止められましたが、これは中国で報告されたシャオミ・SU-7火災の初の事例となりました。

SNSで出回っている動画や写真には、車両が道路脇の分離帯に衝突、続いて煙と炎が上がった様子が映っています。

ぶつかった衝撃で、縁石のコンクリートブロックも破壊されました。

事故当時、シャオミ・SU-7の社内には、3人が乗っていました。

2024年9月16日の朝、シェン氏と彼の友人はシャオミ電気自動車の販売店「シャオミ オート 南京 大明路(だいみんろ デリバリー センターを訪問、シャオミ・SU-セブンの試乗を申し込みました。

申し込み手続きを済ませた後、販売店は、シェン氏ではなく、同社のセールスマンのジ・モウユアンが運転すると話し、シェン氏は助手席、彼の友人は後部座席に座りました。

その後、セールスマンのジさんが運転する、シャオミ・SU-セブンが店舗を出て、
ソフトウェアアベニューとユランロードを通り、南京・南駅の近くまで来たとき、
セールスマンのジさんは、運転支援モードをオンにしました。

そしてシャオミ・SU-セブンが、横断歩道に近づくと、速度はどんどん遅くなり、
車は突然、中央分離帯に向かい、ほとんど前輪が縁石にくっつきそうになりました。

その時、助手席に乗っていたシェンさんは、シャオミ・SU-セブンが停止するのだと思いました。

しかしシャオミ・SU-セブンは、いきなりスピードを上げ、縁石を乗り上げそのまま中央分離帯にに突入。

シェンさんは、事故当時、助手席のエアバッグが瞬時に展開、車両のボンネット付近から煙が出ているのを見ました。

爆発するではないかと思ったシェンさんは、すぐに車のドアハンドルを探し、すぐに脱出しようとしました。

しかしシャオミ・SU-セブンのドアハンドルのデザインは他の車とは異なり、また試乗前に、セールスマンは開け方を教えてくれておらず、すぐに開けることが出来ません。

シェンさんは、そのあいだも助けを求めて叫び、助手席のノブを懸命に手探りし、ようやくドアが開きました。

後部座席にいたシェンさんの友人の顔は血まみれで、気を失ったままでうずくまったままでした。
シェンさんは、昏睡状態の友人を後部座席から、何とか助け出し、離れた場所まで逃げることが出来ました。

シェンさんは、事故当時、院展していたセールスマンのジさんが、最初にドアを開けて車から降りていたにも関わらず、
出火したシャオミ・SU-セブンから離れ、安全な場所に走って逃げ、シェンさんと友人を救出しなかったと語っています。

連絡を受けた、南京交通警察と消防救助隊員は、幸いすぐに現場に到着し、シャオミ・SU-セブン消火活動を行い、何とか鎮火させることが出来ました。

その後、シェンさんは、彼の友人は近くの病院に運ばれて治療を受けました。

シェンさんと彼の友人はどちらも、重症度の怪我と診断され、初期段階では、彼と彼の友人が負担した医療費はシャオミが負担し、
その後の治療費と補償は、現在、当事者によって交渉されています。

事故後、シャオミ オート 南京 大明路(だいみんろ の、アフターストアマネージャーは販売スタッフが持っていたボイスレコーダーを回収、
そしてその内容は、同社のセールスマンは、車から降りて警察に電話、その後、人々を救うために戻ったことを示していると説明しました。

その後、事故の原因については、事故当日の夜、シャオミ・オートモーティブ・テクノロジー が、
事故現場を視察し、車両データを分析したとして、公開アカウントを通じ発表しました。

そしてその衝撃で、フロントバンパーとシャーシが損傷、衝突によってバッテリーの内部ショートが発生、
短時間、煙と炎が発生、その後、消防士が速やかに対応、車両を安全な場所に移動させたとのべました。

シャオミの声明では、ドライバーのミスが、事故の重要な要因であると強調されました。

しかし、ここで疑問が残ります。助手席にいたシェンさんは、現地のセールスマンが、ドライバーが車の運転支援機能を作動させたと話していました。

シェンさんは、セールスマンが実際の道路での、シャオミ・SU-セブンの運転支援機能を実証すると話したと言います。

シャオミの声明では、運転支援機能で短時間加速した後、セールスマンが自分でシステムを解除、
その数秒後、ブレーキではなく、誤ってアクセルを踏んだため、車両が急加速、中央分離帯に激突したと述べているのです。

シェンさんは、取材に対し、主な原因は明らかにシャオミ・SU-セブンの運転支援システムの故障だと主張しています。

助手席にいたシェンさんは、セールスマンがハンドルを握っていなかったにもかかわらず、車は中央分離帯に向かって加速したと言います。

最大の懸念は、運転支援システムが制御を失ったことです。

シャオミ・SU-セブンには、シャオミ・パイロットと名付けられた運転支援システムが採用されています。

「シャオミ・パイロット」は、LiDARライダーが1台、3基のミリ波レーダー、11基の高精細カメラ、12基の超音波センサーを搭載、

それらを統合する半導体として、2個のNVIDIA製チップが採用されています。

制御ソフトはシャオミで自社開発されており、高速道路や市街地に加えて駐車場での運転支援を可能にしています。

発表では、このシャオミによる自社開発の運転支援システムは、自動車初参入とは思えないレベルの高度な内容になっています。

例えば、これまで自動運転や高度運転支援システムでは事前に制作されたデジタル地図を参照しながら
自車が道路上のどこを走っているのかを判断し進行方向などを制御するのが一般的でした。

しかし、シャオミ・パイロットでは最新の人工知能技術を応用することで、
リアルタイムに道路の形状を認識しデジタル地図無しで市街地道路上などでの運転支援を実現するということです。

現状ハンズフリー運転支援システムなどは、事前にデジタル地図が整備されている道路上でしか使えず、
地図を整備し最新の道路状況に合わせて、更新していくのに膨大な労力とコストがかかっていることを考えると、
地図に頼らないこのシステムが、実現されていれば画期的な進歩です。

また、センサーで検出した道路上にある物体を3次元の面としてシミュレーションしてから認識することで、
従来は不可能だった物体も認識できるようになっているほか、
今まで非常に難しかった機械式駐車場への自動駐車も、AIを活用することで実現しているということです。

しかし興味深いことに、中国メディアの報道では、この事件に関して、責任を転嫁しているとしか思えないシャオミを批判することをほとんど避けている。

そればかりか、多くの中国メディアは、衝突して起こった火災の後、無事に安全を確保したとして、
シャオミ・SU-セブンの反転セル技術を技術を賞賛しています。

中国メディアはまた、シャオミ・SU-セブンは、同国の安全テストに合格し、その安全性は疑いの余地がないとしています。

シャオミによれば、SU-セブンは熱故障安全基準を改善し、7.8層の物理的保護を備えた
14m²の二重大面積冷却ゲル断熱材を使用、
反転セル技術を採用しており、極端な状況でもエネルギーを素早く下方に放出できるとしています。

また、シャオミが独自に開発したバッテリー管理ソフトウェアを搭載、
車両とクラウドの連携安全警告システムを強化し、緊急時に1000分の4秒以内に電流を遮断することができるという事です。

シャオミは、この機能のおかげで火災がすぐに鎮火、車両が炎上するのを防げたと主張しています。

シャオミは、革新的な反転セル技術、多機能弾性中間層、最小限の配線システムによるCTB統合バッテリー技術を自社開発しました。

シャオミ・SU-セブンは、事故の後、幸い、火災は拡大せず、車内の人々はなんとか避難することが出来ました。

衝突時に、爆発、炎上する他のEVから判断すると、シャオミ「バッテリー反転技術」は安全上の利点をある程度証明しているかも知れません。

しかし、衝突後であろうと自然発生であろうと、中国では電気自動車・火災は、いまだ世間の大きな注目を集めています。
2023年第1四半期だけ、電気自動車(EV)の自然発火率は32%と急増、中国では1日平均8台のEVが発火しています。

2023年に中国で発生した電気自動車の火災のうち、衝突によるものは約10%に過ぎず、50%以上は充電中または、単に駐車中に起きたものでした。

どれだけ注意していても運転していれば、車の一部が、何かに触れることは、ほぼ避けられません。

従来からあるガソリン車などは、わずかな接触が、火災につながることはほとんどありません。

しかしEVの場合、わずかな衝突が重大な火災リスクをもたらす可能性があります。

新華(しんか大学車両・モビリティ学院のソン・ジェン教授は、「EVは、バッテリーが損傷せずとも、衝撃だけで火災が発生する可能性が十分にあります」と述べています。

燃料が漏れない限り、発火する危険性の低い内燃機関の車とは異なり、バッテリーはセルが破裂したり構造変化を起こしたりすると、熱暴走を起こし火災のリスクが大幅に高くなります。

また、さらに懸念されるのは、EV火災の消火が、ガソリン車に比べ、はるかに難しいことです。

ガソリン車火災の場合、消火に必要とされる水の量は平均3.2トンとされるのに対し、EV車のリチウムイオン電池火災の場合、その7倍もの、平均約22トンもの水が必要とされています。

2023年4月、米国でテスラモデルSが衝突後に火災が発生、消防士は106トンもの水で7時間を費やしてようやく消火しました。

更に厄介なのは、リチウムイオンバッテリーが熱暴走を起こすと、一度にすべてのエネルギーを放出するのではなく、
周囲のバッテリーセルに徐々に広がりがり、消火した後でも再度、火災が発生する可能性があります。

中国では、今年上半期で、約440万台のEVが新規登録され、前年比39%増で新記録を樹立しました。

しかし多くのEV所有者は、最近、地下駐車場に電気自動車が、入庫でなきなったことに不満を抱いています。

現在、多くのEV火災を受け、中国ではホテルや博物館が、EVの地上駐車に関する規制を実施しています。

2024年8月21日、寧波市ねいはしのビルはEVを地上に駐車し、地下駐車場への進入を禁止するという通知を出しました。

また一部の、高架下の駐車場でも、EVと燃料車の別々の管理ゾーンが導入されています。

これらの問題は、EVの普及が進む中で、私たちが直面する課題の一つに過ぎません。

また、政府やメーカーには、EVの安全基準をさらに厳しくし、消費者を守るための対策を強化することが求められます。

今後、EVはどのように進化していくのでしょうか?そして、私たちは、その進化にどのように向き合っていくべきなのでしょうか?

よろしければコメント欄に、あなたのご意見をお聞かせください!

ご視聴ありがとうございました!

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