永野芽郁さん主演映画『かくかくしかじか』初日舞台挨拶、涙の謝罪とファンの想い
2024年5月16日、丸の内ピカデリーにて、永野芽郁さんが主演を務める映画『かくかくしかじか』の初日舞台挨拶が行われました。最近、俳優の田中圭さんとの不倫疑惑が報じられ、世間の注目を集めている中でのイベントとなり、その動向に多くの関心が集まりました。
今回の舞台挨拶は、報道陣を完全にシャットアウトし、事前にチケットを購入した一般観客のみが参加できる、極めてクローズドな形式で実施されました。16時35分の回と17時30分の回の上映後に、それぞれ舞台挨拶が行われたといいます。会場はほとんどが永野さんのファンで埋め尽くされ、手作りのうちわを持って駆けつけた若年層の女性ファンの姿が目立ったそうです。
涙ながらの謝罪と温かな空気
最初の舞台挨拶で永野さんは、鮮やかな黄色のワンピースドレス姿で登壇。集まった観客に向けて、感謝の気持ちと共にこう語りました。
「本日は本当にお越しくださってありがとうございます。そして『かくかくしかじか』のファンの皆さま、そして映画の公開を楽しみにしてくださっていた皆さまに、とてもご心配をおかけしてしまい、申し訳ありません。」
その後、感情が高ぶったのか言葉を詰まらせ、涙を流しながら背を向ける一幕もあったとのことです。この場面では、W主演を務める大泉洋さんがハンカチを差し出し、「めいちゃんです」とユーモアを交えたフォローを行い、会場の雰囲気は一気に和らぎました。
2回目の舞台挨拶では、永野さんは涙を見せることはなかったものの、やや落ち着かない様子がうかがえ、大泉さんの問いかけに対して言葉を繰り返すなど、どこか不安げな様子も報告されています。
ファンの切実な声と報道の影響
会場に駆けつけたファンの中には、高校時代からのファンという20歳の大学生の姿も。彼らは「報道が出る前から舞台挨拶に行きたいと思っていた。今日が初めての“生・永野芽郁”。ラジオでの発言だけでは納得できなかった。舞台挨拶で潔白であることをはっきり示してほしい」と切実な思いを語っていました。
また、30代の女性ファンは「今後、永野さんが公の場に出る機会が減るかもしれない。今回がチャンスだと思って応募しました」と話し、ファンそれぞれが複雑な想いを抱えていた様子がうかがえました。
一方、X(旧Twitter)などSNS上では冷ややかな反応も見受けられ、
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「永野芽郁の涙と舞台挨拶の“私物化”によって、作品そのものが話題から外れてしまっていて、関係者が一番気の毒」
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「舞台挨拶で泣くって……泣きたいのはむしろスタッフや共演者なのでは?」
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「泣いたことすら演技のように感じてしまう。自分で作った流れに“可哀想”と持ち込むのは少し違う」
といった辛辣な意見も多数投稿されており、世間の視線は非常に厳しいものとなっています。
相次ぐCM削除とスポンサーの対応
不倫疑惑報道の影響は、永野さんの女優業のみならず、彼女が出演していた数多くのCMにも波及しています。5月8日には『JCBデビット』や『サンスター Ora2』などの公式サイトから永野さんが登場する動画や画像が非公開となり、続く16日には「SK-II」の公式サイトトップページからも彼女の姿が削除されました。結果として、10社のうち9社が広告から永野さんの出演部分を削除する事態となっています。
広告代理店関係者によると、「永野さんのCM出演料は1本あたり3,000〜4,000万円とも言われており、すべて降板となれば違約金総額は10億円を超える可能性もある」との報道もあります。
ドラマからの“抹消”疑惑も浮上
さらに、現在放送中のTBS系日曜劇場『キャスター』でも、永野さんの姿が撮影現場から見られなくなっているという証言が出ています。撮影当日、高橋英樹さんやなにわ男子・道枝駿佑さん、玉置玲央さんの姿は確認されたものの、本来主役級のポジションであるはずの永野さんは不在だったそうです。
関係者によれば、「すでに撮り終えているシーンについても、編集段階で永野さんの出演部分を削除する方向で進んでいる」との話もあり、さらに、今後の脚本も変更され、彼女の出番を減らす調整がなされているという見方もあるようです。
このように、個人の疑惑が一人の女優としての活動だけでなく、関わる多くの作品や企業、関係者の未来にも影響を与えていることがうかがえます。
ファンとの絆、そして今後の行方は
舞台挨拶の最後には、映画の公式SNSにて、笑顔の永野さんのオフショット写真や関係者からの寄せ書きも公開されました。永野さん本人の手書きメッセージでは「たくさんの思いがこもった作品です。1人でも多くの方に届きますように…!!」と綴られており、その言葉に込めた誠意が感じられます。
しかしながら、メディア不在の舞台挨拶や、CMおよびドラマでの露出減少など、状況は決して楽観できるものではありません。
今後、永野芽郁さんがこの困難をどのように乗り越え、信頼を取り戻していくのか。彼女の真摯な姿勢と、作品に懸ける想いが、再び多くの人々の心に届くことを願うばかりです。
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