皆さま、こんにちは。
今回は、近年たびたび海外メディアやSNS上で取り上げられている、「中国人高齢者による迷惑行為」に関する実態と、その背後にある社会的・文化的背景について、具体的な事例を交えながら詳しく掘り下げていきたいと思います。
なぜ一部の高齢者による行動が、ここまで注目を集め、世界中で批判の的となってしまうのでしょうか？その問いを紐解く鍵は、映像として記録され、SNSで拡散された驚きの事例にあります。
■ イタリア・ミラノ国際空港での衝撃的な出来事
2025年6月8日、イタリア・ミラノにあるマルペンサ国際空港にて、中国人と見られる高齢の女性が飛行機に搭乗する直前、空港スタッフに制止されるという出来事が発生しました。
その理由は、彼女の手荷物が規定の重量を大幅に超えていたためであり、スタッフからは「追加料金を支払うか、荷物を減らしてほしい」との案内がなされました。
しかしこの女性は、驚くべき行動に出ます。なんとその場で突然床に寝転がり、手足をばたつかせながら「ここにいたくない！行かせて！行かせて！」と大声で叫び始めたのです。
彼女の叫び声は空港中に響き渡り、その場に居合わせた他の乗客やスタッフは、あまりの状況に困惑し、互いに気まずい視線を交わしていたといいます。
この様子を撮影した動画は、すぐにSNSで拡散され、あっという間に話題となりました。対応に苦慮した空港スタッフは最終的に警察を呼ぶことになり、事態はさらに深刻化。しかし警察官が到着しても、彼女の興奮はなかなか収まらず、その態度はまるでスタッフに圧力をかけるための「戦術」のようにも映ったのです。
結局、航空会社はやむを得ず、彼女の搭乗をキャンセルし、別便に振り替える対応を余儀なくされたそうです。
この動画には世界中から多くのコメントが寄せられ、大半は彼女の行動に対する厳しい非難でした。「演技力がすごい」といった皮肉や、「まるで強引なセールスレディのようだ」といった冷笑、さらには「私の義母かと思ったけれど家にいたのでホッとした。そうでなければ家族の顔が立たなかった」など、ユーモアを交えた声も見受けられました。
■ 日本の空港でも発生した同様のトラブル
こうした出来事はイタリアだけに限ったことではありません。実は、日本でも同様の騒動が報告されています。
2024年10月、香港メディア「香港01」は、東京・羽田空港にて中国人と見られる中年女性同士が列の順番を巡って激しく口論し、最終的には髪を引っ張り合う取っ組み合いに発展する様子を撮影した動画がSNSで話題になったと報じました。
動画には「あなたが先に押した」「いや、あなたが手をあげた」と口論する姿が映っており、警備員やスタッフが「落ち着いてください」と間に入って対応していました。
X（旧Twitter）上では、「どっちも中国人で最悪」「ブラックリストにして永久に出国禁止にすべき」などの辛辣なコメントが相次ぎました。一方で、日本の警備員の冷静な対応に対しては「心の知能指数が高い」「素晴らしい対応」「くじけないでほしい」と称賛の声が多数寄せられていたのが印象的です。
■ アメリカでは“果物盗団”が摘発され国際ニュースに
また、2025年6月上旬には、アメリカ・カリフォルニア州カジエンにおいて、中国人の高齢者3人が現行犯で逮捕されるという事件が報道されました。
彼らは地元の農場で大量のサクランボを盗んでおり、その量は2箱、約2000ドル（日本円で約29万円）相当にものぼったといいます。手際よく果物を積み込むその様子は、まるで“年末の買い出し”のようだったとも。
警察によると、これは単なる窃盗事件ではなく、農作物への損害や植樹の破壊も含め、深刻な被害を与える組織的犯行だったとのこと。逮捕された3人は、「今日初めてここに来た」と主張していましたが、捜査の結果、過去にも同地域で繰り返し盗みを働いていた常習犯であることが判明しました。
農業局の関係者は「これは小さな窃盗ではなく、明らかに組織犯罪であり、深刻に受け止めるべきだ」と強く非難しました。インターネット上では、「その年齢でなぜそんなことを」「中国コミュニティの評判を貶める行為だ」といった声が多く寄せられました。
■ 公共の場でも遠慮のない迷惑行為が拡散中
そのほかにも、中国国内外で話題となった行動として、観光地のガラス橋の上で高齢女性たちが「広場ダンス」を始め、橋が激しく揺れて他の観光客が避難する騒ぎになったことも報告されています。
また、スーパーでの豚肉の大幅値引きに殺到して争う様子や、KFCが実施した「フードバンク」の場で、高齢者が冷蔵庫の前で押し合いへし合いをする場面も撮影されています。無料で提供されるものに対する執着は強く、列を守らない、混乱を引き起こすといった行動が、各地で問題となっています。
■ なぜこうした行動が生まれるのか？背景にあるものとは
こうした行動の背景には、単なる個人の性格や教育の問題にとどまらず、より深い社会文化的・歴史的な要因が存在すると指摘されています。
中国において特に高齢層は、激動の時代を経験してきた世代であり、物資不足や厳しい生活環境の中で育ってきた背景があります。そのため、「先に取らなければ損をする」「自分が得をしなければ負ける」という意識が根強く残っているのかもしれません。
また、一部の人々は国外に出ることで、他国のマナーやルールに対する理解が不足し、文化的ギャップからトラブルを引き起こすこともあるでしょう。
■ おわりに
今回ご紹介した一連の事例を通じて、「なぜこうした迷惑行為が繰り返されるのか」「どうすれば改善されるのか」という点について、皆さまと一緒に考えるきっかけになれば幸いです。
もちろん、すべての中国人高齢者がこうした行動を取っているわけではありません。しかし一部の極端な事例が国際的に拡散されることで、中国人全体のイメージに悪影響を及ぼしてしまっている現実があります。
皆さまは、今回の内容についてどのように感じられましたか？ぜひコメント欄にてご意見やご感想をお寄せいただければ嬉しく思います。
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