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【日産 新型リーフ】8年ぶり全面刷新!518万円~で航続距離702kmのクーペSUVに大進化!

クルマのニュース
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日産自動車は2025年10月8日、日本仕様となる新型「リーフ」のB7グレードを正式に発表いたしました。

同年6月のグローバルデビューを経て、いよいよ日本に上陸した3代目「リーフ」は、これまでのハッチバックからスタイルを一新し、次世代のクロスオーバーEVとして全面刷新を遂げた、日産の電動化戦略における最重要モデルです。

EV時代の先駆者が約8年ぶりに全面刷新

 

2010年に初代モデルが登場した「リーフ」は、世界初の量産型EVとして、自動車の電動化をリードしてきたパイオニアです。続く2代目は2017年に登場し、バッテリー性能や先進装備の進化によって、日産の電動化技術を象徴する存在となりました。

そして今回発表された3代目は、実に約8年ぶりとなるフルモデルチェンジとなります。

新型リーフの商品企画を担当した日産の遠藤慶至チーフプロダクトスペシャリストは、この開発の狙いについて、

「今回の3代目リーフは、“常識を覆す新時代のクロスオーバーEV”というコンセプトで開発しました。ガソリン車からの乗り換えをスムーズにするための多くの技術を搭載しています」と語っています。

 

ボディとデザイン:空力性能を突き詰めたクーペSUV

 

新型リーフのボディサイズは、全長4,360mm×全幅1,810mm×全高1,550mm~1,565mmです。

  • 取り回しと安定性の両立: 2代目と比べて全長は120mm短く、全幅は20mm拡大されました。これにより、ワイドなスタンスとコンパクトな全長が実現され、都市部での優れた取り回しの良さ高速域での安定性が両立されています。また、立体駐車場にも対応した全高に抑えられています。

デザイン面では、従来のハッチバック型から大胆にクロスオーバーへと進化し、ファストバック風の流麗なシルエットを採用しているのが最大の特徴です。

開発を担当した磯部博樹チーフビークルエンジニアは、このデザインについて、

「空力性能を突き詰めていく過程で、自然とファストバックスタイルにたどり着きました。当初はより角ばったデザインでしたが、徹底した空力追求の結果、今のフォルムに行き着いたのです」と、機能から導き出されたデザインであることを強調しています。

日産初の電動格納式アウトサイドドアハンドルや、フラットな床下構造など、細部まで空力性能を追求した結果、Cd値0.26という優れた空気抵抗係数を実現しました。

さらに、フロントには6つの丸みを帯びた長方形ランプと一文字LEDアクセントを、リアには3Dホログラム構造のLEDコンビネーションランプを採用し、先進性と上質感を両立させています。

 

インテリアとテクノロジー:デジタルコックピットの進化

 

インテリアは、日産のEV専用プラットフォーム「CMF-EV」の恩恵を受け、フラットな床面広々とした足元空間を確保。ラゲッジルームも高い実用性を備えています。

インストルメントパネルは横方向に伸びるフローティングデザインで、シンプルかつ落ち着いた雰囲気に仕上げられました。

【先進のコネクテッド機能】

機能面では、12.3インチの大型デュアルディスプレイと、Google搭載のNissanConnectを採用。Google マップ、Google アシスタント、Google Playといったサービスと直感的に連携でき、快適で便利な操作を可能にしています。

【快適装備の充実】

日産初となる「調光パノラミックガラスルーフ(遮熱機能付)」を採用。電子調光技術によりワンタッチでガラスの透明度を切り替えられるほか、高い遮熱性能により季節を問わず快適な車内空間を提供します。

さらに、**BOSEパーソナルプラスサウンドシステム(10スピーカー)**を搭載し、ドライバーを取り囲むような臨場感あふれる上質な音響環境を実現しています。

 

安全性能と走行支援技術

 

安全装備では、車両の全方位をカバーする「360度セーフティアシスト」を搭載し、日常の運転における安心感を高めています。

  • 高度な運転支援: 高速道路でのハンズオフ運転を可能にする「プロパイロット2.0」を搭載。
  • 駐車支援: 自動駐車を支援する「プロパイロットパーキング」と「プロパイロットリモートパーキング」も装備され、駐車時の負担を軽減します。
  • 視認性の向上: 「インテリジェントルームミラー」や、前後ドライブレコーダーなど、先進技術が惜しみなく投入されています。

 

パワートレイン:静粛性とトルクを両立

 

新型リーフには、新開発のEVユニットが搭載されています。

主要な3コンポーネント(モーター、インバーター、ギアボックス)を一体化した「3-in-1構造」により、従来のユニットと比較して約10%の小型化を実現しつつ、最大トルクを約4%向上させました。

  • スペック: 最高出力は160kW(218ps)、最大トルクは355Nmを発揮。
  • 静粛性: 分割スキューローターの採用や、ハウジングおよびモーターマウントブラケットの高剛性化により、モーターの振動を大幅に低減。これにより、より滑らかで気持ちの良い走りと、静粛性が高い快適な室内空間を実現しています。

リアにはマルチリンク式サスペンションを採用し、日本専用のチューニングを施すことで、フラットで快適な乗り心地を実現しています。

 

EVならではの多彩な走行モードとロングレンジ

 

新型リーフには、ドライバーが加速や減速の特性を細かく設定できる「PERSONALモード」を新設。

  • e-Pedal Step: ワンペダル感覚で運転できる「e-Pedal Step」や、パドル操作で回生ブレーキの強さを調整できる「回生ブレーキコントロールパドル」も搭載されており、EVならではの自在な走りを楽しみながら、効率的なエネルギー回収が可能です。

B7グレードは78kWhの大容量バッテリーを搭載し、WLTCモードで最大702km(B7 X)という優れた航続距離を達成しました。

  • 急速充電: 150kWの急速充電に対応し、バッテリー残量10%から80%までをわずか35分で充電可能です。
  • エネルギーマネジメント: 走行ルートに応じてバッテリー温度を自動制御する「ナビリンクバッテリーコンディショニング」機能も備え、充電効率と航続距離を最適化する新開発のエネルギーマネジメントシステムが搭載されています。

 

V2H対応と外部給電機能

 

新型リーフは、災害時やアウトドアで活躍する外部給電機能も充実しています。

  • AC外部給電: 1500W対応の「AC外部給電コネクター」や室内用AC電源を備え、停電時やアウトドアでも電力を活用できます。
  • V2H: 従来から定評のある「V2H(Vehicle to Home)」機能も引き続き搭載されており、自宅への電力供給や電力ピークシフトに貢献し、**「走る蓄電池」**としての役割も果たします。

 

グレード構成と価格

 

新型リーフ(日本仕様)のB7グレードは、「B7 X」と「B7 G」の2タイプが用意されています。

グレード名 価格(消費税込み) 特徴
B7 X 518万8,700円 B7グレードのエントリーモデル
B7 G 599万9,400円 B7グレードの上級モデル

新型リーフの予約受付は同月17日から開始され、2026年1月より順次納車が予定されています。また、55kWhバッテリーを搭載する「B5」モデルも、2026年2月頃に発表される予定とのことです。

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