中古車の販売と買取事業を行うGulliver(ガリバー)の情報サイトでは、『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』を実施。
価格比較から、性能、リセールバリューに至るまで細かく調査しています。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』 価格比較
マツダ CX-5の評価は4.5点/
トヨタ RAV4の評価は3.5点/
4WDの機能に差がありますが、CX-5のリーズナブルさが際立っています。
トヨタRAV4の価格は、2.0Lガソリン車XグレードのFFモデルで2,608,200円から、ハイブリッド車のハイブリッドXグレードはFF車で3,202,200円からで最上級グレードのハイブリッドG(4WD)は3,817,800円とかなり高価。
マツダCX-5の2.0Lガソリン車である20Sグレードの価格は2,570,400円。
RAV4のハイブリッド車とライバルとなるCXファイブのディーゼル車は、最上級グレードのXD Lパッケージ(4WD)で3,558,600円。
RAV4の最上級グレードと比べると大きな差。RAV4のシートが合成皮革なのに対して、CX-5は本革となっています。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』燃費比較
トヨタ RAV4の評価は5点。/
マツダ CXファイブ-5の評価は4点。/
2.0Lエンジンの燃費値に関しては、トヨタRAV4の圧勝。
ハイブリッド車も燃費値だけを見れば、マツダCXファイブのディーゼルターボを大きく上回ります。
しかし、RAV4はガソリンを燃料に使い、CXファイブは軽油を使います。
軽油とレギュラーガソリンの価格差は20円/L前後で、燃料費という視点では大きく変わらない様です。
トヨタRAV4の2.5Lハイブリッド車の燃費は、4WDのE-Fourで、なんと20.6㎞/L(WLTCモード)という超低燃費を実現。
このハイブリッドシステムはカムリとほぼ同じで、世界トップレベルの最大熱効率41%を誇る「2.5Lダイナミックフォースエンジン」と、熟成されたトヨタのハイブリッドシステムTHSⅡの組み合わせ。
2.0Lガソリンエンジンの燃費は、4WD車で15.2㎞/L(WLTCモード)。かなり力強いエンジンなのに、なかなか優秀な燃費値。
マツダCX-5の燃費は、2.0L(FF、WLTCモード)が14.6㎞/L、2.5L(4WD、WLTCモード)が13.0㎞/L、2.5Lターボ(4WD、WLTCモード)が12.2㎞/L。
2.5L自然吸気エンジンと比べたとき、2.5Lターボに意外と燃費の落ち込みが少ない点がポイントです。
圧巻なのが、2.2Lのディーゼルターボで、16.6㎞/L(4WD、WLTCモード)という優れた燃費値をアピールしています。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』デザイン比較
トヨタ RAV4の評価は3点。/
マツダ CX-5の評価は4.5点。/
トヨタRAV4のデザインは、シャープなキャラクターラインを多用。SUVながら、スピード感のあるスタイル。
よりオフローダー的な専用デザインをもつグレード「Adventure」も設定。
RAV4のインテリアは外観デザインと同様、直線的なラインが特徴。
マツダCX-5は、RAV4とは逆に柔らかな面の張りの強さで優雅さをアピール。
全体的に落ち着いた大人のクルマ、といった印象、ラグジュアリーSUVとして、十分な存在感のあるデザイン。
インテリアは、水平基調のインパネデザインですが、やや丸みを帯びた柔らかなデザインとなっており、随所にソフトパッドが採用されて高級感があります。
また、シートにはホワイト系のレザーシートなども用意されており、RAV4と比べると1クラス以上の上質感を感じさせます。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』室内空間と使い勝手
トヨタ RAV4の評価は4点。/
マツダ CX-5の評価は3点。/
トヨタRAV4のボディサイズは全長4,600mm、ホイールベースが2,690mm。
これに対して、マツダCX-5は、全長4,545mmでホイールベースが2,700mm。
全長はラブフォーが長く、ホイールベースはややCX-5が長くなっています。
室内スペースに関しては、ほぼ互角。
ただし、荷室スペースはRAV4が上回ります。
RAV4の荷室容量は580L。
これに対して、CX-5は505Lとやや小さめ。
また、RAV4のデッキボードは裏面が樹脂製。
反転させて使えば、雪や泥などで汚れた荷物も気兼ねなく積載することができます。
リヤゲートは、両車共に電動パワーゲートを設定。
RAV4には、さらに足をバンパー下に出し入れするだけで、リヤゲートを開くハンズフリーパワーバックドアも用意。
ナビのモニターは、両車共にセンタコンソール上部に設定。
ただし、RAV4のモニターは9インチとCX-5よりも大きく、視認性に優れています。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』走行性能比較
トヨタRAV4の評価 4.5点/
マツダ CX-5の評価 4.5点/
トヨタRAV4は、搭載されるエンジンと、4WDシステムにより、その走行性能は大幅に変化。
2.0Lガソリンエンジンと世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」の組み合わせは、キビキビ感と乗りやすさを両立。
後輪トルクを左右独立で制御することで、カーブを気持ちよく曲がれ運転がしやすい仕様。
2.0Lガソリンエンジンは、171ps、トルク207Nm。
エンジンは高回転型のエンジンのため、通常走行時に、もう少し低速域でのトルクを欲しいと感じる様です。
RAV4で、力強さと気持ちよさを両立しているのは2.5Lハイブリッドの4WD車。
出力は222psで、豪快な加速。
これだけ力強くて燃費は20.6㎞/Lと、超低燃費です。ハイブリッド車の4WDシステムであるE-Fourは新開発。
後輪モーターのトルクがアップされており、パワフル&スムース。
E-Fourは、後輪に最大80%のトルクをかけ、積極的に後輪を滑らせるような走りも可能。
しかし、悪路走破性は、「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が上回る印象。
マツダCX-5は、2.2Lディーゼルターボと4WDの組み合わせが一番好印象。
ディーゼルエンジンの最大トルクは450Nm。
このトルクは、自然吸気ガソリンエンジンだとV8 4.5L車並み。
ディーゼルエンジン並みの力強さを誇るのが2.5Lガソリンターボエンジン。
最大トルクは420Nmとディーゼルエンジン並み。
ただ、燃費面や燃料費という面ではディーゼルエンジンには遠く及ばないそうです。
微妙なのが2.0Lエンジンのモデル。
車重に対して2.0Lエンジンは高速道路などではやや非力。
そのためマツダは、2.0Lエンジン搭載グレードに重くなる4WDの設定をしておらず、市街地中心での走行に向くと思われます。
CX-5は、どのエンジンやグレードも静粛性や乗り心地に優れているのが特徴。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』安全装備/
トヨタ RAV4の評価は4点。/
マツダ CX-5の評価は4.5点。/
トヨタRAV4に標準装備された「トヨタセーフティセンス」は、昼夜の歩行者だけでなく、昼間の自転車も検知できる機能を持ちます。
そのほか、車線維持機能、先行車に追従し渋滞時のストップ&ゴーも支援するクルーズコントロール機能などもセットで装着可能。
エアバッグ関連も充実しており、サイド&カーテンエアバッグも標準装備化。
ただし、後側方車両接近警報や後退時車両接近警報、アクセルとブレーキの踏み間違えによる被害軽減ができるインテリジェントクリアランスソナーは、半数のグレードでオプション設定。
300万円を超える価格のクルマという点では少々物足りないとしています。
一方で、マツダCX-5は、RAV4にオプション設定になっている装備を含め、歩行者検知式自動ブレーキなどの安全装備がほぼ標準装備。
そのためどのグレードでもクラストップレベルの安全性能。
ただしCX-5の場合、自転車を検知できないなど、性能面で若干劣る面もあります。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』リセールバリュー
トヨタ RAV4の評価は4.5点。/
マツダ CX-5の評価は4点/
より高いリセールバリューを望むのであれば、RAV4ならハイブリッド車、CX-5ならディーゼル車という選択を、おすすめしています。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』購入時の値引き
トヨタ RAV4の評価は2点。/
マツダ CX-5の評価は2.5点。/
トヨタRAV4は、まだデビューしたばかりの新型車。
マツダCX-5は、値引き抑制戦略を続けています。
『トヨタ RAV4 vs マツダ CX-5徹底比較』まとめ・総合評価
トヨタ RAV4の合計評価は30.5点/40点。/
マツダ CX-5の合計評価は31.5点/40点。/
RAV4は趣味やレジャーにとガンガン使いえるカジュアルなSUV。
CX-5は移動する時間をより快適に、楽しくするために上級セダンのようなラグジュアリー感を重視。
どちらにも共通している点として、まず環境性能。
両車共に厳しい環境性能を十分に満たすパワーユニットが存在。
RAV4は2.5Lハイブリッド、CX-5のディーゼルエンジンは、車両の価格は高めになるもののランニングコストは低くなります。
また、走る楽しさも共通。
RAV4は軽快感あるスポーティな走りで、CX-5は落ち着いた重厚感ある走り。
ガリバーCAR-TOPICSでは、最後に「どちらが好みかは、試乗して確かめるといいだろう。」と、まとめています。
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