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“九州男子は許される”って本当?武田鉄矢の擁護コメントに賛否

アーティスト・ミュージシャン
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武田鉄矢さんが“コメ発言”で批判された江藤拓農水相を分析 名曲「あんたが大将」に込めた思いとは?

2025年5月20日、フジテレビ系で放送された情報番組『サン!シャイン』(毎週月〜金曜日、午前8時14分~)の冒頭にて、俳優でありミュージシャン、そしてスペシャルキャスターとしても活躍する武田鉄矢さんが、ある発言で世間から大きな批判を浴びている江藤拓農林水産大臣について、ユニークかつ鋭い視点からコメントをされました。

今回、話題となったのは江藤農水相が佐賀市で行った講演の中で発した「コメを買ったことがありません。支援者の方々がたくさん下さるので、売るほどあります」という発言です。この言葉が不適切だと受け取られ、多方面からの批判が殺到しました。

番組内でこの話題が取り上げられると、武田さんは思わず苦笑しながらこう語りました。

「ウケを狙った意図は分かりますが、あまりにもセンスに欠けていたと感じます。『売るほどある』という表現は、たしかに我々九州地方では比較的よく使う言い回しではありますが…」

「妻から怒られました」発言に対する分析も

さらに、江藤大臣が同講演内で「妻から怒られました」と発言していたことに対しても、武田さんは注目しました。

「『妻から〜』という枕詞を使う発言は、経験上、あまり良い方向に転ぶことが少ないものです。実は“妻”という存在は、こうした発言の中で一種の逃げ道や言い訳に使われることが多く、少し慎重になるべきです」

と、やや苦言も交えて語られていました。

九州人気質に言及、「自慢は好まれない」

福岡県出身である武田さんは、江藤農水相と同じ九州地方出身者という共通点から、地域の文化や風土にも話を広げました。

「九州では、特に福岡などでは、“自分の持っているものを人に対して自慢すること”を非常に嫌う文化があります。これは謙虚であることを良しとする、独特の価値観です。そういう人に対して、皮肉交じりに“あんたが大将”と言うことがあるんです」

この「“あんたが大将”」というフレーズは、武田さん自身が作詞を手がけたフォークグループ「海援隊」の1977年のヒット曲のタイトルでもあります。番組MCの谷原章介さんが「それって、武田さんご自身の歌じゃないですか」とツッコミを入れると、武田さんは少し照れながらも、こう答えました。

「この歌の中には、とても深い意味を持つ一節があるんです。『白いまんまに手をあわせ、とうちゃんかあちゃん頂きますと、涙流して食べたことない そんなにあんたに何が解る』というフレーズです。この一文には、食べ物に対する感謝の気持ちや、家庭の温かさ、そして苦労を知らずに育った人への静かな問いかけが込められています」

この名言の紹介には、スタジオ内でも感嘆の声が上がり、コメンテーターを務めていたジャーナリストの岩田明子さんも「言い当ててますね。すごいな……」と素直に感心されていました。

一方で「九州論」に視聴者から批判も

しかし一方で、ネット上では武田さんの“九州文化”にたびたび話を持ち込む姿勢に対して、少々冷ややかな反応もあったようです。

「また九州の話か…」「九州男子って言えば何でも許されると思ってるのか?」
「この都合の良い“出身地推し”には違和感を感じる」

というような声も散見されました。

実際に過去の放送でも、武田さんは中居正広さんのスキャンダル報道に関して「彼は独身ですからねぇ」とコメントし、「未婚者だからスキャンダルを起こすのか?」といった批判を受けたこともありました。

まとめ:鋭さと温かみを併せ持つ武田鉄矢の視点

今回の武田鉄矢さんのコメントは、単なる批判でもなく、安易な擁護でもありませんでした。ご自身の出身地である九州地方の文化や価値観を踏まえたうえで、江藤大臣の発言の背景を丁寧に分析しつつ、持ち歌の歌詞という“言葉の力”で、静かに警鐘を鳴らしているようにも感じられました。

昭和の名曲「あんたが大将」に込められたメッセージは、時代を超えて、今の政治家たちにも十分通じるものがあるのかもしれません。食べ物への感謝、人との関わり方、言葉選びの大切さ。そんな普遍的な価値を、改めて考えさせられる放送内容でした。

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