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【金銭要求地獄】中国の結婚は現代版『女性の売り買い』?法外な結納金で男が崩壊する【現代の婚活地獄】

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結婚は“愛”だけでは成立しない?中国で深刻化する「高額な結納金」問題の実情とは

皆さま、こんにちは。
本日は、中国で今なお大きな社会的関心を集め、長年にわたり論争が続いている「高額すぎる結納金(中国語では“彩礼”=ツァイリィ)」について、実際の事例や統計を交えながら、丁寧に掘り下げてまいりたいと思います。

春節と結婚──家族が集う季節に突きつけられる現実

中国では旧正月、すなわち「春節(シュンジェ)」の時期になると、都市部で働く多くの若者たちが故郷に帰省し、家族や親戚との久しぶりの再会を喜び合います。この時期は家族団らんが増える一方で、「結婚」や「お見合い」に関する話題が自然と増える時期でもあります。

「そろそろ結婚は?」という親族からの質問に、思わず苦笑いした経験がある方も少なくないかもしれません。しかし、その裏には、若者たちにとって非常に深刻な「結納金(彩礼)」の問題が横たわっているのです。

思わず耳を疑う!?驚きの結納金相場

あるレポーターが若い女性に「結婚相手からいただきたい結納金はいくらぐらいですか?」と尋ねたところ、彼女は即座にこう答えました。

「少なくとも30万元(日本円で約600万円)は必要だと思います。それに身長は180cm以上、家と車を持っていて、年収は100万元(約2000万円)以上が理想です。」

あまりにも高額かつ現実離れした条件に、レポーターも思わず驚きを隠せなかったようです。

さらにプロフィールを尋ねると、彼女は次のように答えました。

「私は学士号を持っており、身長は170cm。両親と同居していて、受付の仕事をしています。月収は3500元(約7万円)です。」

このように、自身の収入や生活レベルとは釣り合わない高額な結納金を“当然の条件”として挙げる女性が少なくない現状が浮き彫りになっています。

実際の声に見る“彩礼”の現実

その後もレポーターは複数の女性にインタビューを重ねましたが、「20万元(約400万円)」「30万元(約600万円)」が“最低ライン”と考えられているという声が多く聞かれました。

中には、「北京三環路内に家一軒、加えて現金30万元を」といった、非常に強気な条件を提示する女性もいたほどです。

北京の不動産価格は非常に高額であり、家を所有しているだけで莫大な資産が必要になります。つまり、地方部では結婚条件として求められるものが、信じがたいほど高額になっているという現実があるのです。

“彩礼”がもたらす家族への経済的負担

厚生省の農村部では、なんと結納金が100万元(約2000万円)に達するケースもあると報告されています。こうした状況では、新郎の家族が数百万〜1000万円規模の借金を背負うケースも少なくありません。

それだけではなく、結婚詐欺の被害に遭う事例も後を絶ちません。金銭目当てで近づき、結納金を受け取った後に婚姻を取りやめるなど、深刻な詐欺事件に発展するケースも発生しています。

少女が結納金のために“売られる”現実も…

最も衝撃的なケースとして報道されたのが、15歳の少女が家庭の貧困を理由に、25歳の男性と結婚させられそうになった事件です。学校が休みの間に一方的に結婚が取り決められ、少女は強制的に“嫁がされる”危機に直面していました。

最終的に当局の介入により結納金は返還されましたが、その後、母親が行方不明になるなど、家庭そのものが崩壊する悲劇へと発展したのです。

結婚式当日に金額が吊り上がる…「式の中止」も現実に

中国SNSでも注目されたある動画には、こんな驚きの一幕がありました。

「50万元(約1000万円)の結納金を用意できなければ、今日の結婚式は中止です。」

新婦の両親が式場で新郎の家族に詰め寄る様子が映され、ネット上で大きな波紋を呼びました。まさに結婚式当日、“お金がすべて”という現実を突きつけられた悲劇的な一例です。

有償結納ローンまで登場!?国民からの批判が殺到

2021年には、ある地方銀行が“結納金ローン”の提供を開始すると発表しました。最大融資額は30万元(約600万円)、最長1年、用途は新婚旅行・車・宝石・家電など自由とされていました。

しかし、「結納金を借金で賄う」という制度に対して市民からの批判が殺到し、わずか2日でローンの提供は中止、責任者は処分されるに至りました。

中国政府もついに規制へ

中国政府もこの結納金問題の深刻さを重く見ており、2023年初頭には「中央1号文書」で「高額な彩礼問題の是正」を国の優先課題として掲げました。

しかし、背景には1人っ子政策の影響による「深刻な男女比の不均衡」があり、結婚適齢期の男性が女性をはるかに上回っている現実が、根本的な問題解決を困難にしています。

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若者たちはどうするべきか?結婚の“経済的格差”が招く未来

このように、今の中国では「結婚=高額な経済的負担」という図式が当たり前のように根付いており、農村部では若者の結婚離れや独身者の増加という深刻な社会問題にもつながっています。

高額な結納金を要求されることで破談になるカップル、家族全体が借金を背負う家庭、さらには“結婚そのもの”が商取引のようになっている現状。

これは単なる“お金の問題”ではなく、社会構造や人間関係、ひいては人生そのものに大きな影響を及ぼす根深い課題なのです。


最後に

今回の記事では、中国でいま社会問題となっている「高額な結納金問題」について、実例とともに詳しくご紹介しました。

読者の皆さまは、こうした現状についてどうお感じになりましたか?
「愛があればお金はいらない」と言われることもありますが、現実はそれほど単純ではないようです。

ぜひ皆さまのご意見をコメント欄でお聞かせください。

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