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中国EVがデータ偽造で大恥!PR戦略が大炎上!比較テストの”裏工作”が暴露!メルセデスをハメた衝撃の事実とは?

クルマのニュース
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中国の通信機器大手メーカー、ファーウェイは最近、外観がメルセデス・ベンツ・マイバッハそっくりの
高級電気自動車「マエストロS800」を発表しました。

この映像は、2月20日に開催された発売イベントで、ファーウェイ・コンシューマービジネスグループ会長のユー・チェンドン氏が、
メルセデス・マイバッハS 680と比較し、同社の「マエストロS800」がいかに優れているかを自慢している様子です。

動画では、同社の「マエストロS800」は、コース上に設置された「白い砂」、「ガラス板」、「水たまり」の上を時速50キロで走行、

ガラスの上を通過しても割らず、さらに砂や水もほとんど巻き上げず、通り過ぎる様子が映っています。

一方、メルセデス・マイバッハは、砂ぼこりを巻き上げ、ガラス板を割り、盛大に水しぶきを立ててています。

次に雪上での走行テストの模様が映し出されました。

雪道の坂をメルセデス・マイバッハは苦戦、車輪が滑ってスリップし、坂を登ることができず、滑り落ちてしまいました。

一方、ファーウェイのマエストロS800は、まるでプロドライバーが運転している様に、スムーズに頂上まで駆け上がりました。

また同じく雪道での、障害物の緊急回避テストでも、マイバッハは完全に制御を失い、コースから外れてしまいました。

しかし、マエストロS800は、まったく危なげなく、すべての障害物を回避することが出来ました。

動画が上映されている間、ファーウェイのチェンドン氏は、自信を持って次のように話し始めました。

「マエストロS800は、業界でも傑出したハイエンドカーであり、本当に優れた車です。

また加速時にフロント部分も持ち上がりません。これは、業界のベンチマークとなる成果です。

全ての機能が非常にスムーズに動作し、現在、市場に出回っている他のすべての車両の性能を上回っています。」と述べました。

ファーウェイ・コンシューマービジネスグループ会長のユー・チェンドン氏は、大胆な発言で有名な人物です。

中国のSNSでは「今回もユー氏は、彼のニックネーム「ビッグマウス」にふさわしいプレゼンをした。」

「まさしく大言壮語、彼の自信は万里の長城に匹敵するかもしれない。」

「彼は自分の製品を褒めるときは全力を尽くし、競合他社をけなすときは遠慮しない。」など批判的な意見が多く見られました。

ファーウェイ・マエストロS800の販売価格は、日本円で約1600〜2000万円という高級車。

約3200万円からという「メルセデス・マイバッハ」と比べると確かにお手頃ではありますが、単なる「代替品」として考えるには高額です。

中国のネットユーザーからも「伝統もアイデンティティもない」といった厳しい声が上がっています。

しかし、実際の市場反応は好調で、公開後、中国では2100台の先行予約が成立したといいます。

ユー・チェンドン氏は、マエストロS800は、性能も内外装も従来の高級車を上回っており、
マイバッハ、BMW セブンシリーズはもとより、ベントレーとロールスロイスさえも、ライバル視していると言います。

しかし、自社製品を自慢するために、由緒正しいメルセデスベンツを馬鹿にするという、
この積極的なマーケティング手法は、ファーウェイにとって危険なゲームになる可能性があります。

一歩間違えば、巨大なブーメランが飛んできて、彼らは大打撃を受ける事になります。

そして実際、この比較テストは、最初から演出されていたものだったという衝撃的な事実が浮上しました。

信じられないことにファーウェイが、今回のプロモーションの為、レンタカー会社を経由、

個人が所有する「メルセデス・マイバッハS 680」を借り、タイヤの空気を抜くなど、正常に走れない状態にし、

さらにオーナーの承諾なしに、今回の比較テストに使用した事が明らかになったのです。

そして、ついにマイバッハ所有者は、抑えきれない怒りを動画にして公開しました。

彼は「1月21日に車が返却されたとき、私のマイバッハはまるで戦場から帰ってきたようでした。

バンパーは壊れ、ホイールはへこみ、損傷した個所は数えきれないほどでした。」と語りました。

そして所有者は、いったい何が起こったのか気になり、マイバッハに記録されたGPSデータを確認、
すると私の車が成都から北京まで輸送され、その後、内モンゴルまで運ばれたことを発見しました。

その場所は、比較テストが撮影されたのとまったく同じ場所です。

所有者は、レンタカー会社から映画撮影の為、彼のマイバッハを貸してほしいと言われたとき、
単に道路を走行するシーンを撮影するだけだと聞いていたそうです。

しかし、レンタカー会社を経由し、ファーウェイに引き渡されたとき、彼のマイバッハは、
所有者の同意なしに、過酷な比較テストを行ったと非難したのです。

彼は、レンタカー会社の担当者では埒が明かないと、繰り返しファーウェイに補償を要求しましたが、
ファーウェイは、自分たちに責任はないと言ったそうです。

いつまでも不誠実な対応をするファーウェイに、ついに我慢できなくなったマイバッハの所有者は、
マエストロS800の発表イベントが行われた4日後、ビデオをオンラインに投稿しました。

そして、この時はじめて中国の人々は、このテストビデオに隠れた真実を知りました。

マイバッハのオーナーは語り始めました。
「皆さんこんにちは。私は、マエストロS800の発表会で、制御不能になったマイバッハS680のオーナーです。

世間の騒がせて申し訳ありませんが、私の車が過酷な運転テストに使用されることは一度も知らされていませんでした。

1月21日に車が返却されたとき、私はすぐに成都市のメルセデスディーラーに持ち込んで検査を受けました。

損傷は甚大でした、これを見てください。バンパーは損傷し、ホイールは大きく変形しています。

しかし、ファーウェイも、製造会社のJACも、なぜこうなったのか、まだ私に合理的な説明をしていません。

私は、ファーウェイ実際に君家S8が数百の能力を持っていることを認識していました。

しかし、ここで君家のしたことはまったく受け入れられません。彼らに適切な対応を求めます。」と語りました。

 

マイバッハの所有者の言葉が正しいとすれば、ファーウェイは、自社の車の比較テストのために、
個人からマイバッハをレンタルしなければならず、損傷させても、修理を拒否したという事になります。

ニュースが報じられた後、中国のSNSは、2024年の年間売上高が8600億元(約18兆円)を超える企業が行った、
この情けないを行為に対し、ファーウェイ嘲笑する投稿で溢れました。

またある人は「マイバッハを、ファーウェイにレンタルした別のオーナーは、今頃パニックに陥っているに違いない、
なぜなら自分の愛車が次の発表イベントでは、無断で衝突テストに登場するかもしれないから」と皮肉混じりに投稿しました。

ファーウェイへの批判が大きくなるにつれて、テスト舞台裏の詳細がさらに明らかになりました。

雪上テストのさい、ファーウェイは、マイバッハに夏用タイヤのままで走行させ、あえて横滑りし易いようにしていました。

さらにGPS記録では、マイバッハがそれでも、雪の斜面をうまく登った記録が示されていましたが、
ファーウェイのプロモーションビデオでは、動けなくなった映像しか表示されませんでした。

一方、ファーウェイのマエストロS800は、オールシーズンタイヤなど最高級のスノーギアをフル装備していました。

さらに、マエストロS800が自慢する、「白い砂」、「ガラス板」、「水たまり」の上を走るテストの際の偽装は、それだけでは終わりませんでした。

テストの前、彼らは密かに、マイバッハのタイヤの空気を抜き、大幅に空気圧を低下させたまま走行させたのです。

スロー映像には、マイバッハのホイールがコンクリート穴の端にぶつかり、リムが変形し直接接触している様子がはっきりと示されていました。

ネットユーザー達はGPSデータを、さらに深く掘り下げ、マイバッハが氷の上で円形のパターンを繰り返し走行していることを発見しました。

これにより、ファーウェイのスタッフ達が、マイバッハが制御不能になる映像を捉えるまで、何度も試行を続けのではないかと憶測が広まりました。

つまり、マイバッハの実際のパフォーマンスは、雪上でもそれほど悪いものではありませんでしたが、
ファーウェイのマーケティングのために、失敗することを余儀なくされたのです。

様々なデーターから、ファーウェイの宣伝チームが、複数のテストを何度も実施、慎重に映像を選択・編集して、
彼らのマエストロS800が、まるでマイバッハを完全に凌駕しているかのような錯覚を作ったことは明らかです。

そして、マエストロS800にとって、最もドラマチックな瞬間だけが発表イベントで披露されました。

このことを知った中国のネットユーザーは憤慨、ファーウェイは不誠実で誤解を招く比較をしていると非難しました。

その後間もなく、マエストロS800の製造業者JAC社は、テスト車両は合法的なサービスを通じてレンタルされ、この使用目的は、所有者に事前に明確に示されているという声明を発表しました。

レンタカー会社は、マイバッハを所有しおらず、個人オーナーから車を借り、ファーウェイの、テスト動画制作チームにリースしました。

しかし、レンタカー会社の従業員であると主張する人物は、オンラインで反論、
ファーウェイは車を単に撮影に使用すると述べただけで、パフォーマンステストについては知らされていなかったと述べました。

そして論争に拍車をかけたのは、中国のネットユーザー達が、今回のレンタル手続きの詳細を明らかにし、

マイバッハがファーウェイに届く前に、4つの異なる下請け業者を経由していたことを発見したことです。

結果的に、ファーウェイは、今回オーナーから、高額な極端なテスト料を請求されましたが、
現時点では、誰が修理費用を負担し、誰が責任を負うべきかはまだ不明です。

このマーケティングは裏目に出ただけでなく、本格的な連鎖反応を引き起こしました。

彼ら比較の為、まるでサンドバッグのように使ったメルセデスは、黙って受け入れるつもり事はありませんでした。

比較テストの公開から1週間後、100年以上の歴史を持つ高級車メーカーとして、メルセデスは、ネットユーザーに向け複数の投稿で反撃したのです。

メルセデスはまず、中国で最も人気のあるウェブサイトの一つ、Weibo(ウェイボー)に
ファーウェイが、テストに借り物のマイバッハを使用、そして彼らのブランド戦略が、
他者を引きずり下ろして、自らを高めることに依存していると批判しました。

その後も、メルセデスは、複数の画像を投稿。

そこには「自動車業界の競争は、100メートル走ではなくマラソンです。

短期主義の雑音が消え去ったとき、競争に残るのは、市場のルールを尊重し、

ユーザーを尊重し、長期主義を堅持する企業でなければなりません。」と、肉交じりに記載されていました。

その後もメルセデスは、ファーウェイや、その他の中国メーカーについて直接言及することなく、
本当のラグジュアリーとは何かを連想させる映像で、人々を驚かせ、自社のブランド力を高めています。

高級車の購入者はブランド、伝統、品質、名声を重視します。

ファーウェイが本当にメルセデスを追い越したかったのなら、大胆な主張以上のものが必要でした。

彼らが、はるかに先を進んでいると叫び続けても、無理をして誇大宣伝を続ければ、努力が裏目に出るのは時間の問題です。

100年以上の歴史を誇るメルセデスの名声が、簡単にひっくり返ることはないでしょう。

ファーウェイは自動車業界ではまだ新参者です。業界の大物と戦うのは危険な賭けかもしれません。

あなたは、今回ファーウェイが行った、大胆なPR戦略をどう思いましたか?

高級車市場におけるブランドの重要性について、改めて考えさせられたのではないでしょうか?

また今回の件を踏まえ、今後のファーウェイの自動車業界での戦略はどうなると思いますか?

最後に、この記事を読んでくださった方々に感謝申し上げます。

また次回の記事でお会いしましょう!

 

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