スポンサーリンク

【驚愕の現実】中国『高学歴ニート』1200万人…親を欺く『偽装出社』の闇が深すぎる

中国の最新・面白ニュース
スポンサーリンク

高学歴なのに仕事がない…?中国で今、「仕事ごっこ会社」が増殖中。その裏にある深刻な社会問題とは

皆さま、こんにちは。

本日は中国社会で今、大きな注目を集めているある現象について詳しくご紹介いたします。それは、近年急速に拡大している「仕事ごっこ会社(偽装オフィス)」の存在と、その背景にある高学歴失業問題です。表面的には“出勤”し“働いている”ように見えるものの、実際には実体のない“仕事のふり”をする空間が全国各地で急増しているのです。

就職できない高学歴者たち、家族に“無職”と知られたくない若者が頼る「仕事ごっこ」

中国では近年、大学や大学院といった高等教育を修了した若者たちが、就職先を見つけることに苦しんでいます。さらに、ようやく就職できたとしても、突然のリストラや業績悪化によって職を失う人も少なくありません。

しかし、そうした現実を家族に知られたくないという若者が多く、自宅を出て「出勤しているふり」を続けるというケースが広がっているのです。そうした若者の“ニーズ”に応える形で誕生したのが、「仕事ごっこ会社」と呼ばれる新たなサービスです。

30元(約650円)で“オフィス勤務”を体験、まるで大人のデイケアセンター?

例えば、北京や上海、広州などの主要都市では、2025年初頭からこのような“会社”が次々と出現しています。サービス内容はというと、1日わずか30元(日本円で約650円)を支払えば、朝9時から夕方5時まで、まるで本物の会社で働いているかのように過ごすことができます。月末には給与明細のような書類も発行され、まさに“就労しているふり”がリアルに体験できるというわけです。

ある女性の体験談によれば、彼女は午前9時45分にその“会社”に到着し、受付で料金を支払ってからデスクに着席。午前中は朝食を食べたり、求人情報をネットで探したりして過ごしました。周囲には“同僚役”の人々がいて、皆どこか物思いにふけっている様子。彼女は「仕事がないのは自分だけではないのだ」と感じ、少し安心したといいます。

お昼にはデスクで食事を取り、午後には“残業する”と母親に連絡。そして午後8時近くになって、ようやく“業務終了”。これはまさに「大人のためのデイケアセンター」のような場所なのです。

“上司役に文句を言える”特典まで?利用者は増加の一途

このような仕事ごっこ会社では、出勤記録や形式的な業務命令なども用意されており、よりリアルなオフィス体験を提供しています。中には“上司役に文句を言う”ことさえできるオプションもあるとのことで、利用者のストレス発散の場にもなっているようです。

また、地方都市にもこのビジネスは拡大中で、広東省では「ノーワークカンパニー」と名付けられた施設が誕生。そこでは、仕事をしている“ふり”をしながら、実際には動画を観たり、小説を読んだり、昼寝をしたりと、自由気ままな一日を過ごすことができます。

高学歴が仕事に直結しない時代に突入

なぜこのような現象が広がっているのでしょうか?

その背景には、中国社会全体が直面している“高学歴失業”という深刻な問題があります。2025年の大学卒業予定者数は、なんと1220万人に達する見込みで、前年より43万人の増加が予想されています。しかしながら、2024年の大学卒業者の就職率はわずか55%。つまり、半数近くが就職できていないという現実があるのです。

さらに、名門大学の大学院を卒業した人々でさえ就職ができないケースも増加しています。SNSでは、「博士号を取得しても路上管理員にしかなれなかった」「名門大学院卒が都市管理職に配属された」といった投稿が話題となり、学歴の価値低下に対する不安が広がっています。

「ガオカオ」のプレッシャーとその後の失望

中国の若者たちは、小学生のころから“名門大学に入ること”を目標に過酷な勉強に耐えてきました。その集大成ともいえる全国大学入学試験「ガオカオ」は、人生の一大イベントとされ、毎年6月にはその様子がメディアで報道されます。

しかし、いくら努力して名門大学に合格しても、卒業後に待っているのは“就職難”。その現実に多くの若者が打ちひしがれているのです。もはや“学歴”は、未来を保証するパスポートではなくなりつつあります。

デフレ・産業構造の変化…学歴がリスクとなる時代

中国の経済は長期的な停滞とデフレスパイラルに突入しつつあります。これにより、企業は新規採用を控え、人員削減に踏み切るケースも相次いでいます。学歴が高ければ高いほど、専門分野とのミスマッチも生じやすくなり、就職がますます困難になる傾向が見られます。

ある若者は、博士号を取得しながらも、33歳になっても職が見つからないと嘆いていました。また、工学系の元博士号取得者が、わずか月給7万6000円の工場勤務を勧められたという例も報告されています。

Amazon Fire TV Stick HD

中国政府の対応と情報統制

こうした状況を受けて、中国政府は2025年卒業生の就職支援に向けた会議を開催したと報じられていますが、雇用に関するデータの開示は厳しく制限されており、実態が見えにくい状況が続いています。結果として、若者たちは“就職したふり”をすることで家族や社会のプレッシャーをかわそうとせざるを得ないのです。

まとめ:仕事ごっこ会社は“風刺”ではなく、社会の写し鏡

「仕事ごっこ会社」の増加は、決して単なる一時的な流行ではなく、中国社会が抱える構造的な問題を反映した現象です。学歴がかつてのように将来を保証してくれるものではなくなった今、若者たちは不安と絶望のなかで、自分を守るための“居場所”としてこうした場を選ぶようになっているのです。

皆さまは、このような中国の現状についてどう思われますか?コメント欄でぜひ、皆さまのご意見をお聞かせください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました