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【マーチ後継】日産新型「マイクラ」日本初公開!懐かしの丸目ライト採用のEVに大変身!

クルマのニュース
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2025年10月9日、日産自動車株式会社は、同年10月下旬に開催される「ジャパンモビリティショー2025」において、かつて日本で高い人気を博した車種「マーチ」の後継にあたる新型モデルを日本国内で初公開すると発表いたしました。

この待望の新型モデルは、往年のファンにとっては懐かしさを覚える**「丸目ライト」を採用しながらも、中身は完全な次世代電気自動車(EV)**として生まれ変わっており、その先進的な進化に大きな注目が集まっています。

ジャパンモビリティショー2025でのサプライズ発表

 

日産は2025年10月9日、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「ジャパンモビリティショー2025(以下、JMS2025)」の出展概要を公表いたしました。

今回の日産ブースでは、同社の最新テクノロジーを搭載した新型車をはじめ、数々の注目モデルが展示される予定ですが、その中でも特に大きなサプライズとして、長きにわたり愛された人気車種「マーチ」の後継モデルが日本初公開されることが決定いたしました。

 

「マーチ」のDNAを受け継ぐ新型「マイクラ」

 

その注目モデルとは、日産が主に欧州市場での展開を予定している新型「マイクラ」です。

「マイクラ」はハッチバックタイプのコンパクトカーであり、過去モデルは日本国内で「マーチ」の車名で販売されていたため、新型マイクラは事実上、マーチの最新世代モデルにあたります。

マーチは4代目まで存在しましたが、2022年に日本での販売を終了し、その歴史に一旦幕を閉じていました。しかし、欧州マーチことマイクラは現地で独自の進化を続け、2025年5月に日産は全面刷新した新型マイクラを欧州で発表。今回の発表により、この新型モデルがJMS2025という大舞台で、初めて日本で公開されることが決定したのです。

 

大胆な進化:丸目ライトのEVクロスオーバー

 

新型マイクラは、先代に引き続きBセグメントのコンパクトカーとしての基本は維持しつつも、最大の変更点としてパワートレインにあります。

従来のエンジンを搭載する内燃機関車ではなく、完全に**電気自動車(EV)**として生まれ変わりました。これにより、静かで力強い、EVならではの走行性能を手に入れています。

一方で、エクステリアデザインには、往年のマーチ(特に3代目)を思い起こさせる**「丸目」のヘッドライトを大胆に採用。盛り上がったフェンダーと相まって、どこか「カエル」のような愛嬌のある表情**を作り出しているのが大きな特徴です。このデザインは、懐かしさとモダンな先進性を絶妙に融合させています。

また、全グレードで存在感のある18インチの大径ホイールを装備しており、さらにグレードごとに異なるホイールカバーを用意するというユニークな仕掛けを取り入れることで、ユーザーの個性を引き出すデザインとなっています。

ボディサイズは、全長3,974mm×全幅1,830mm×全高1,499mm、ホイールベース2,541mmと、日本の道路でも取り回しやすそうなコンパクトなサイズを維持しています。

 

日本の美意識を秘めたモダンなインテリア

 

インテリアは、モダンな雰囲気の中に近未来感が織り交ぜられたデザインが特徴的です。

特に注目されるのは、前席の収納スペースに日本の象徴である**「富士山」をモチーフとしたデザインが採用されている点です。欧州向けのモデルでありながら、ボディの随所に「日本らしさ」を表現する遊び心**が感じられます。

また、コックピットには、10.1インチの大型ディスプレイと、同サイズのタッチスクリーンディスプレイがそれぞれ搭載され、ドライバーに必要な情報を分かりやすく提示する先進的なデジタルコックピットを構成しています。

 

用途に応じて選べる2種類のバッテリー

 

新型マイクラのパワートレインは、搭載するバッテリー容量によって40kWhと52kWhの2種類が設定されています。

バッテリー容量 最高出力 最大トルク 航続距離(欧州WLTP) 想定される用途
40kWhモデル 90kW 225Nm 308km 主に都市部でのデイリーユース
52kWhモデル 110kW 245Nm 408km 長距離走行や週末のレジャー

このように、前者は主に都市部での使用に最適であり、後者は長距離の走行が想定される場合に適しているなど、ユーザーのライフスタイルに合わせた選択が可能となっています。

新型マイクラの欧州での販売価格は、28,000ユーロ(日本円で約495万円)からを予定しています。(※発表当時の為替レートに基づく日本円換算概算値)

 

日本導入への期待と日産の戦略

 

現在のところ、新型マイクラの日本国内での展開は予定されていませんが、かつてマーチに親しんできた往年の日産ファンからは、日本導入を求める声も少なくありません

今回の日本初公開について日産は、「日本向けの最新モデルの展示に加え、戦略的パートナーと共に開発した各地域のニーズに応えるモデルも紹介します」として、新型マイクラを展示する理由を述べています。

この「各地域のニーズに応えるモデル」の展示が、将来的な日本市場への導入の布石となるのか、日産の今後の動向に大きな注目が集まっています。JMS2025での実車公開は、日本のファンにとって、新型マイクラを間近で体感する絶好の機会となるでしょう。

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