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ネパール激怒!中国製EVが“ゴミの山”支援か押しつけか…ネパールが中国EVに激怒する理由

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急拡大する中国製EV市場の裏側に潜む課題とは?品質・安全性・輸出方法に世界が懸念

皆さま、こんにちは。
本日は、近年急速に存在感を強めている中国製電気自動車(EV)に関して、その華やかな表舞台の裏側で各国が直面している安全性や品質に関する問題、そしてユニークかつ懸念の多い輸出の実態についてご紹介いたします。

世界を席巻する中国製EV、その勢いと影響力

ここ数年、中国の自動車メーカーは急速な技術革新と大規模な生産能力を背景に、世界各国に向けてEVを大量に輸出しています。特にBYD(比亜迪)、小鵬(シャオペン)、MGなどのブランドが海外市場で存在感を強めており、その価格競争力の高さから、多くの新興国市場でインドや日本製の車両に代わってシェアを拡大しています。

しかし、その勢いの裏側では、各国で品質や安全性、さらには輸出形態に対する不安の声が高まりつつあります。


ネパールで噴出した懸念:中国製EVは“実験場”なのか?

2024年10月、ネパールのビジネスニュースサイト「Fisker Nepal」は、中国がネパール市場に対して、極めて安価な価格でEVを大量に売り込んでいると批判する記事を掲載しました。その中では、ネパールがまるで中国製EVの「実験場」と化しているとも述べられており、以下のような複数の問題が指摘されました。

  • 相次ぐ車両の発火事故
    実際にネパール国内では、中国製EVによる火災事故が複数発生しており、これにより製品の耐久性や安全性に対する不安が高まっています。

  • インフラの整備不足
    充電インフラが十分に整っていないにもかかわらず、中国製EVが大量に流入しているため、ユーザーの利便性が損なわれています。

このような状況を受け、ネパール政府は「自国が中国製EVのテスト市場になることは許されない」と警戒を強めています。ただし、この批判記事は後にサイトから削除されており、中国からの圧力があったのではないかとの見方もあります。


洪水による輸送事故:中国製EVの大量流入を象徴

2025年7月8日には、ネパールと中国・チベット自治区を結ぶ「ネパール中国有効橋」が洪水によって崩壊。この災害により、港に停泊していた大量の中国製EVが流され、破損するという事態が発生しました。この事故は、ネパールにおける中国製EVの急激な浸透を象徴する出来事として、国際的な注目を集めました。

ネパール自動車販売協会によると、ネパール市場におけるEVの約95%が中国製であり、特にBYDの「AT3」や「ドルフィン」などの車種が中流層に人気を集めています。


中国企業の“現地化戦略”と進む工場建設

中国の自動車メーカーは単なる製品輸出にとどまらず、ネパール国内におけるEVの現地生産にも注力しています。

  • 2021年9月:スンダル・オートエンジニアリング社と中国の「威視汽車」が提携し、約10億ネパールルピー(約11億9000万円)を投資して組み立て工場を設立。

  • 2025年:中国のバスメーカー「ゴールデン・ドラゴン」の子会社が、さらに約30億ネパールルピー(約35億7000万円)を投じてEV組み立て工場の建設を発表。

このように中国企業は生産拠点の現地化を進め、ネパール市場での影響力を強めています。


中国国内でも相次ぐEV火災事故、安全性に不安

ネパールだけではなく、中国本土においてもEVの安全性に関する懸念が深刻化しています。

  • 2024年7月16日:北京・上海間の高速道路で、複数のEVを積んだ配送トラックが事故により炎上。

  • 2024年3月29日:Xiaomiの「SU7」が高速道路で中央分離帯に衝突して炎上し、乗車していた3名全員が死亡。

このような事故は、EVに搭載されているバッテリーやソフトウェア制御の安全性に対する疑問を投げかけています。


“走行距離ゼロの中古車”という奇妙な輸出方式

中国のEV業界には、もう一つ特異な現象が見られます。それは、新品のEVを「中古車」として海外に輸出する動きです。

例えば中国国内で売れ残った「メルセデス・ベンツEQE SUV」が、ネパールにおいては中古車として倍以上の価格で販売されている事例が報告されています。これらは一度も走行されていない「走行距離0」の車両です。

ロイター通信によると、2024年までに中国から輸出された中古車のうち約90%が「実質的には新車」であり、この奇妙な制度は中国国内の過剰在庫を解消するための手段として使われていると報じています。

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米欧の反発:補助金ダンピングと見なされる中国製EV

中国のEVメーカーは、政府の補助金制度を活用することで低価格を実現していますが、これが**「価格ダンピング」として国際的な反発**を呼んでいます。

  • 米国:2024年から最大100%の関税を課し、中国製EVを実質的に市場から排除。

  • EU:2025年夏、独自の関税措置を導入し、自国のEV産業を保護する姿勢を明確化。

このような動きは、単なる貿易の問題ではなく、各国が自国の産業の「回復力」や「独立性」を確保しようとする中で、中国製EVが脅威として認識されていることを示しています。


中国製EVの光と影―あなたはどう思いますか?

中国製EVは、そのコストパフォーマンスの高さと技術力で世界の自動車市場に新たな波をもたらしています。その一方で、安全性や品質、輸出手法に関する疑念が各国で高まっているのも事実です。

皆さまは、このような中国製EVをめぐる“光と影”の現状について、どのようにお感じになられたでしょうか?ぜひ、コメント欄にて率直なご意見をお聞かせください。

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