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中国で崩れるEVの一人勝ち プラグインハイブリッドの衝撃の勢いを示す販売データで将来の比率は「PHV・PHEVとEVが半々」という見方も【最新自動車業界ニュース】

クルマのニュース
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急激なEVシフトが進んでいる中国ですが、最新の自動車業界ニュースによりますと、
現在、注目されているのはなんとPHV(プラグインハイブリッド車)の台頭です。

そうですね、中国の自動車メーカー大手、吉利汽車(ジーリー)のCEOが
新型EVの発表イベントで、PHVとEVは今後も半々になる可能性があると述べています。

新エネルギー車市場でPHVの競争力が再評価されているとのことですね。
これに関してどのような要因が影響しているのでしょう?

はい、「新エネルギー車」は中国独自の定義で、EV、PHV、燃料電池車[FCV]の3種類を指し
通常のハイブリッド車[HV]は含まないのですが、今回の記事によれば、
中国政府がPHVに対する優遇政策を2027年末まで延長したことが大きいそうです。
これによってPHVの成長が加速しているとのことです。

そうなんですね!それでは数字のほうを見てみましょう。
中国の自動車工業協会(CAAM)のデータによると、

中国市場における2023年1月から12月までのPHVの販売台数は、
航続距離延長用の発電専用エンジンを搭載したレンジエクステンダー型EVを含めて
243万9000台と前年同期比83.5%も増加し、EVを猛追しているようです。

これに対して、同じ期間のEVの販売台数は586万台と絶対数では大きく上回るものの、
前年同期比の増加率は23.6%にとどまっていますね。

その通り。中国の自動車工業協会(CAAM)のデータによると、
PHVの成長速度はEVの3.5倍であり、勢いの差は明らかですね。

中国市場でのPHV人気を象徴する1社が、新エネルギー車 専業大手の(BYD)です。
BYDの2023年の販売台数はEVが157万5000台、それに対し、PHVは143万8000台と
その差は、わずか14万台弱に迫っているそうです。

なるほど、PHVの台頭が業界全体に影響を与えているわけですね。
吉利汽車も商品戦略を修正し、新型PHVを積極的に投入する姿勢を見せていますね。

そうですね。他のメーカーも続々とPHVやレンジエクステンダー型EVを市場投入予定です。

吉利汽車は、サブブランドの「銀河」と「領克(リンク)」のラインナップに
複数のPHVを追加した。さらに近い将来、複数の新型PHVの発売を予定しています。

EV大国と言われていた中国ですが、これからの動向が非常に注目されますね。

そうですね、特に今回の政府の優遇政策延長がPHV市場にどのような影響を与えるか、
そして自動車メーカーがどのように対応していくかが重要ですね。

それでは、今日の自動車業界のトレンドについては以上です。

お伝えしました情報に関しては、引き続き注視していきましょう。

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