2022年日本で最も盗難された車　ワースト10　圧倒的大差でトヨタ・ランドクルーザーが2年連続ワースト1位

2022年、日本で最も盗難された車　ワースト　10　圧倒的大差でトヨタ・ランドクルーザーが、2年連続ワースト1位。

一般社団法人　日本損害保険協会は、24回目となる「自動車盗難事故実態調査」の結果を公表しました。

協会では、自動車盗難防止対策の一環として、2000年度から　自動車車両本体盗難や車上ねらいの実態調査を実施。
この調査結果は、被害車両に「車両保険」の付保がなく、代車費用などの車両保険金以外の保険金のみを支払った事案なども含まれています。

2022年の車両本体盗難、車名別盗難状況ワースト1位は、2年連続でトヨタ・ランドクルーザー（ランドクルーザー・プラドを含む）となりました。

全2656件のうち、ランドクルーザーは450件で、同モデルが車両本体盗難全体に占める割合は、
2021年の13.6％から、2022年は16.9％と、増加傾向にあるといいます。

2020年の盗難状況ワースト1位、トヨタ・プリウスは、2021年、2022年にはいずれもワースト2位で、
車両本体盗難の被害が、特定のモデルに集中する傾向が続いています。

また同じくトヨタの大型LLクラスのミニバン、アルファードについても、
車両本体盗難全体に占める割合が増加傾向にあり、今回はワースト3位となっています。

最近では、レクサスブランドの被害も増加、2022年の車両本体盗難ワースト10車種、合計1453台のうち、
レクサスブランドの被害は284台と、全体の約20％を占め、そのうちレクサスLXが156件と件数が最も多くなっています。

2022年　車両本体盗難の車名別盗難状況は、
ワースト1位：（ランドクルーザー・プラドを含む）トヨタ・ランドクルーザー　450件
ワースト2位：トヨタ・プリウス　282件
ワースト3位：トヨタ・アルファード　184件
ワースト4位：レクサスLX　156件
ワースト5位：レクサスRX　90件
ワースト6位：（レジアス、グランビアを含む）トヨタ・ハイエース83件
ワースト7位：（マジェスタ、エステートなどを含む）トヨタ・クラウン72件
ワースト8位：トヨタ・アクア　55件
ワースト9位：トヨタ・C-HR　43件
ワースト10位：レクサスES　38件　となっています。

車両本体盗難、1件あたりの平均支払保険金は2021年の236.9万円から、2022年は235.4万円でほぼ横ばい傾向となっています。

また、2022年の車両本体盗難の発生時間帯は「深夜～朝（22～9時）」が、57.1％を占め、最も多く、
「深夜～朝（22～9 時）」の割合は2021年と比較すると、約2％増加しています。

日本損害保険協会では、車の所有者に対し、普段から「バー式ハンドルロックや警報装置などの盗難防止機器を使用する」
「貴重品は車内に放置しない」など、複数の防犯対策を講じることが有効であるとし、
自宅の駐車場でも、防犯カメラや防犯灯などを、積極的に利用し
窃盗犯が心理的・物理的に侵入しづらくする事も重要だと述べています。