①【お酒】
犬はアルコールを分解する酵素を持っていないため、摂取したアルコールは長時間、体内を循環し悪影響を及ぼします。ひどい場合は、重度の中毒症状を引き起こし意識を失って命を落とすこともあります。
②【チョコレート】
カカオに含まれる「テオブロミン」という成分が中毒症状を引き起こします。テオブロミンはカフェインと同類の成分です。けいれんや、昏睡などが見られるようになり、最悪の場合は死に至ります。
③【タマネギ】
実は玉ねぎだけでなく、ネギ類はすべてダメです。「有機チオ硫酸化合物」という中毒物質が含まれています。犬はこの物質を消化する酵素を持っていません。元気がない、下痢、嘔吐、発熱などの症状が出る事があります。ひどい場合は、けいれん、貧血や血尿、血便、吐血などの症状があらわれ、死に至ることもあります。
④【タバコ】
犬がタバコを食べるとニコチン中毒を起こします。興奮状態、嘔吐、浅い呼吸、弱い脈、ぐったりとする、昏睡状態などの症状が出て、最悪の場合は死に至る可能性があります。
⑤【くすり(人間用の薬)】
特に危険な薬は、非ステロイド消炎鎮痛剤(イブプロフェンやナプロキセンなど)、アセトアミノフェン(消炎解熱剤として、頭痛や発熱を抑える薬)、エフェドリン系(鼻水、鼻づまりを抑える花粉症の薬)、抗うつ剤(麻酔系の薬)、糖尿病の薬(血糖降下剤)などは特に注意が必要です。
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